コーラス部分である事実が判明
Ashes to ashes, funk to funky
We know Major Tom's A junkie
Strung out in heaven's high
Hitting an all-time low
出典: Ashes To Ashes/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
【和訳】
“灰は灰に還る 悪臭はクールさに変わる
トム少佐が薬物中毒だったのはみんな知っている
天国でキメてハイになってるよ
もしくは最悪の気分になってるかもな”
【解説】
1行目のフレーズは、意味があるようでないような、印象的なフレーズです。
噂が本当かどうかはさておき、MajorTomが薬物中毒者だったと言っています。
そして、ドラッグに関しての冗談を続けました。
話している人たちは、MajorTomのことなど恐らくどうでもいいのです。
メッセージ自体も本当かどうか不明なのに、噂もここに来るまでに尾ひれがついているのでしょう。
つまり、すべて盛大なジョークなのです。
俗化していく2番
ドラッグ中毒者はだれ?
Time and again I tell myself
I'll stay clean tonight
But the little green wheels are following me
Oh no, not again
出典: Ashes To Ashes/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
【和訳】
“何度も自分に言い聞かせる
今夜はドラッグはやらないぞって
だけど、緑色の小さな車輪がついてくる
ああ、またか”
【解説】
2番の登場人物は、ドラック中毒者のようです。
1番からの流れで考えると、すべてこの人物の妄想なのかもしれません。
MajorTomの噂話も、彼がドラッグ中毒だということもこの人の頭の中で起こったことなのでしょうか。
お金がなくなり、髪も抜けてしまったというのもMajorTomではなく、この人物のことだという線も。
とりとめのないおかしな発言
I'm stuck with a valuable friend
"I'm happy, hope you're happy too"
One flash of light
But no smoking pistol
出典: Ashes To Ashes/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
【和訳】
“優しい友人にどっぷりはまってしまった
「わたしは幸せだ。あなたもそうであるといい。」
閃光が煌めく
でも煙を吐いたピストルはないぞ”
【解説】
完全におかしくなっているような印象を受けます。
友人とはドラッグのことを指しているのでしょうか。
そして、頭に光がチラついてしまっています。
光からすぐにピストルを連想しているので、ピストルを使いたいという願望があるのかもしれません。
嘆き
I never done good things
I never done bad things
I never did anything out of the blue,
Want an axe to break the ice
Wanna come down right now
出典: Ashes To Ashes/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie
【和訳】
“良いことは何一つしていない
悪いこともしていない
衝動的に行動したこともない
氷を壊すための斧がほしい
今すぐ降り立ちたい”
【解説】
歌詞は悲惨さを極めてきました。
とにかくこの状況から抜け出したいのでしょう。
何もしないまま廃人のようになってしまった自分を悔いています。
ただ、iceという単語はスラングで薬物を指すこともあります。
そう考えると、まったく抜け出せる見込みはなさそうです。
降りるというのは、正気に戻るという意味でしょう。
曲は、ここからコーラス部分を繰り返し、エンディングに移ります。
エンディング
My mother said
To get things done
You'd better not mess
With Major Tom
出典: Ashes To Ashes/作詞:David Bowie 作曲:David Bowie