何度も聴いていくうちに思うことがいくつかありました。
また、宇多田ヒカルさんの曲を文字に起こしてみたのは初めてだったので、そこでも初めて気付くことがいくつかありました。
肝心なことを直接的な言葉で伝えない
聴いてもらうと分かりますがこの曲はラブソングです。なので「愛している」と伝えたいはずですが「愛している」という言葉は使っていません!
あなたを守りたいと言うものの、「愛している」とは言わない。あなた以外いらないと言うものの、「そばにいて」という言葉を使わない。
宇多田ヒカルさんはきっと、有り触れている言葉で愛を伝えるのでは無く、自分だけの言葉で愛を伝えようとしていたのでしょう!
あなたと歩む世界は息を飲むほど美しいなんていう表現、普通の日本人にはできないでしょう。海外での「人間活動」から得た感性ではないでしょうか。
「キミ」という言葉を使わない
昔から宇多田ヒカルさんの歌を聴いていた人なら分かるかもしれませんが、歌詞には「あなた」では無く「キミ」という言葉が多く使われていました。
例えば、「Automatic」「Can You Keep A Secret?」「Beautiful World」「Flaver Of Life」などです。
いずれも大ヒットした楽曲ですが、これらの曲は「あなた」では無く「キミ」という言葉が使われています。
ラブソングに「キミ」という言葉を使うと少し冷たい、やや無機質な印象を受けると思います。
人間活動をした宇多田ヒカルさんは、地に足をつけて温度のある「あなた」という言葉を選ぶようになりました。
終わりに
いかがだったでしょうか!今回は宇多田ヒカルさんの「あなた」を紹介しました!
今回のシングルのドキュメンタリー映像もありますので、そちらも是非ご覧下さい!
「あなた」という言葉に対して言及しています。宇多田ヒカルさんがどのような気持ちでこの曲を作ったのか理解できるでしょう!
また、12月9日に「宇多田ヒカルの言葉」という著書が発売されました。
これまで発表した全75編の日本語詞が掲載されています!「あなた」も掲載されています!
その他にも、小田和正さん、いきものがかりの水野良樹さんなど8名の宇多田ヒカルさんと楽曲について寄稿されています!
宇多田ヒカルさんの紡ぐ歌詞の美しさを味わえます。新たな発見もあるかもしれませんね!
普段、歌詞だけをまじまじと見る機会は無いと思いますので、この機会に買ってみてはいかがでしょうか!
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