「WENDY 〜It's You〜」ってどんな曲?
ドラマ「恋するハエ女」の主題歌でした
じゃあどんなドラマだったの?という疑問を紐解いていくと、この曲名の意味がわかります。
このドラマのストーリー紹介を見るだけで、人によってはピンとくるはず!
ちなみに私はわからなかったのですが…(笑)
WENDYの意味を調べたら例文が出てきたのでわかりました。
そんなわけでドラマのストーリーを紹介します
女性たちはいつでも夢見ている・・・
ピーターパンのように素敵な誰かが現れ、
私を別の世界に連れて行ってくれないかと・・・
しかし、出会ったのは暴言を吐きまくる謎のオジサン。国家の陰謀に関わるエージェントか、ただのストーカーか?
「おいハエ女!人生を変えたければ、俺の言うことを聞け!」
オジサンの毒舌トークが炸裂し、アラサー女の人生に波乱と変化が巻き起こる!
出典: http://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/outline.html?i=koisuruhae2012
ドラマのあらすじを調べたらタイトルの意味もわかった
そう、ピーターパンと言えばWENDYっていう女の子がヒロインですね。
…わからなかったのに当たり前みたいに言ってすみません。
この「恋するハエ女」の主人公は、ピーターパンのような別の世界に連れて行ってくれる人物を探しているという設定。
だから、その主人公のことをこの曲では”WENDY”と呼び、主人公”WENDY”に対して呼びかけながら歌ってる曲なんですね。
しかもタイトルにはWENDYだけでなく、”It's You”=”それは君だ”とも書かれています。
女の子はいくつになっても子どもの頃に観たファンタジーの世界に憧れています。
だから、その夢をそっと応援してくれる曲に仕上げたのではないでしょうか。
なるほどね…いきなりMVも観たけどなんで女の子が途中で大きくなるのかもよくわかってなかったんですが、そういうことなんですか。
せっかく話題に出したので、MVも載せておきます。
気になる方は是非こちらもチェックしてみてくださいね。
これがそのMVです
歌詞のフルバージョンは後ほど紹介しますが、まず歌いだしの歌詞に”下を向いて歩いてたら星空は見えないよ”という感じの歌詞があります。
このMVでは小さな女の子が少しずつ成長していく様子が映し出されていますが、この女の子、ずっと下を向いて歩いてきたようなんです。
そして一切笑っていないんです。
特に何も起こらなくて、喜ぶこともなければ怒ることも哀しむこともなかった様子が続いています。
その間SPYAIRのメンバーがこの女の子に語り掛けている、というか歌い掛けているんですね。
でも大人になった時、彼女はようやく前を向くようになってきます。
そして走り出した彼女が向かった先は…?!
それは是非あなたの目で確かめてみてくださいね。
1番の歌詞
下を向いて歩いてちゃ
星空は 見えない
イヤホンで塞いでちゃ
聞こえない 明日の足音
本当に欲しがったものほど
すぐそばにあるんだよ
出典: WENDY 〜It's You〜/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
MVの女の子がそうだったように、下を向いていると何も楽しい世界が見えてこないですよね。
喜怒哀楽がない分、ある意味では楽なのかもしれないんですが、それってどうなんでしょうか。
欲しかったものも手に入ることはないですよね。
下を向いているだけじゃなくて、イヤホンで耳までふさいでいたら、音で世界を感じることすらできません。
明日何かが変わるかもしれない。夢見る私たちは心の奥底ではそんなことを期待していたりしますよね。
でもそんな時だって、その足音に気づくことができなければそのチャンスを逃してしまうことになります。
下を向いていた理由が見えてくるサビ
さようなら もう振り返らない
愛した人 追いかけた夢
僕らはまた 歩き出せるさ
ビクビクするなよWENDY
出典: WENDY 〜It's You〜/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
そんな私たちも昔は下を向いたり、イヤホンで耳をふさがずにいる時期もあったのではないでしょうか。
だけど何か自分にとって哀しいことがあったから、それ以来ずっと何も積極的に見ることも聞くこともなく、何も感じずに生きてきた。
そんな人も少なくはないのではないかと思います。
MVで出てくる女の子は最初から幼くはありますが、おそらく小学生くらいに見えます。
なんでもっと小さい頃からじゃないのか?
きっと下を向くようになったきっかけがこのMV以前のストーリーの中にあって、MVでは下を向くようになってからを切り取っているのではないでしょうか。
もちろん人によってそうなる時期はさまざまです。
そうならない人もいると思います。その人は本当に強い人で、自分で感情をうまく昇華できる人です。
でも、例えば愛する人を失ってしまったり、自分の描いた夢が叶わなくて挫折してしまったら、これ以上傷つかないように下を向いてしまうのが自然ではないでしょうか。
この曲の主人公のWENDYは、そんな弱さを自分だけでは克服できなくてそのまま引きずってしまっている状態なんですよね。
だから誰かが背中を押してあげないと前を向くこともできないんだと思います。
それが友達だったり家族だったりすることもあれば、この曲がそのきっかけになることもあるのではないでしょうか。
ドラマのストーリーもそのきっかけを自分じゃない誰かに与えられるという内容。
1人じゃビクビクしてしまって進めないけれど、誰かが一歩踏み出す勇気をくれたら、昨日までの自分とは決別して変わっていけるんです。
すごく人間らしい感覚が込められている曲ですよね。