ダンスバトル
1分15秒、星名さんが突然前に出てきて歌い出します。
中山さんは「えっ?」という表情。
小林さんは、足をジタバタさせながら軽くパニックです。
周りが唖然としているなか、ポーズをとった星名さんに、柏木さんが異議を唱えます。
ここでもメンバーの個性が出てきてます。
「私が!」という感じで前に出てくる真山さん、松野さん。
「ちょっと、争うのはやめようよ」という感じで止めに入る小林さん、中山さん。
「どうなるんだろう」と心配顔で後ろに下がる安本さん。
あまり関係ない雰囲気の廣田さん。
そして、中山さんの提案でダンスバトルに入っていきます。
ここで一瞬ですが、1分32秒の松野さんの動きがポイントです。
いちいち理由が面白い
カウントダウンがあり、ダンスバトルが始まります。
ダンスは片足をあげながら、上半身をエビのように屈めるというもの。
単純な動きですが、かなり体力は使いそうです。
そして一人ずつ、脱落していくわけですが、いちいち理由が面白い。
- 安本:おなかにある古傷が痛みだした
- 中山:胃もたれ
そして、松野さん…
さっきから右手が微妙な位置にありましたが、実は太ももがかゆかったのです。
このあとも、ずーっとボリボリかいています。
ファッション誌のモデルに抜擢され、美少女イメージの松野さんにこの役をさせるとは!
岡崎体育さんのセンスを感じます。
さらにこのあと「単にしんどい」という理由で星名さんが脱落。
残り4名になります。
一瞬の休憩の後、再開したダンスバトルで、二人が脱落します。
- 小林:足首をひねる
- 柏木:体力の消耗
残るは真山さんと廣田さん。
かなり苦しそうな真山さんと対照的に、廣田さんは余裕の表情をしていますね。
バトルを制覇したのは…
このまま廣田さんが優勝するかと思いきや、波乱が!
体力の限界で倒れる真山さんに、廣田さんがダンスを中断して駆け寄るのです。
ここから、「いかにも」な寸劇が始まります。
「King of 学芸会」らしい寸劇
ところで、私立恵比寿中学の公式プロフィールには次のように書かれています。
2009年8月結成、現役中学生が1人もいない「永遠に中学生」6人組グループ。通称「エビ中」、自称「King of 学芸会」。
出典: https://www.shiritsuebichu.jp/official/pc/profile/index.html
学芸会というと、こんなイメージがあります。
- 棒読み
- 感情がこもっていない台詞
- 必要以上に抑揚のある表情や仕草
真山さんが倒れるところから始まる寸劇は、この「わざとらしさ」が満載。
途中から、メンバーが一人一人Tシャツ姿に変わって真山さんに声をかけていきます。
このTシャツもビニールテープで名前を書いていて、わざとチープにしている感があります。
そして、極めつけは松野さん。
心温まる台詞を言いながら、まだ右太ももをボリボリかいています。
そもそも「ビーナス」って?
メンバーの絆を確かめ合うメンバー。
寸劇の最後は中山さんのかけ声に全員一丸となって立ち上がるわけですが…
そもそも、「ビーナス」って何だったのでしょう?
「AKBグループ」や「坂道シリーズ」では、楽曲のセンターで歌うメンバーに注目が集まります。
私立恵比寿中学にも「センター」に相当するような役割があるのかというと、実はない。
つまり、このダンスバトル自体が「総選挙」といったような制度を揶揄しているともいえます。
かなり強烈な感じですね。
ライブではどうやってるの?
さて、この「サドンデス」という楽曲はライブだとどんな感じで演奏されるのでしょう?
これも岡崎体育さんの言葉によると、画期的なシステムを導入しているということ。
もうお分かりかと思いますが、ダンスバトルから寸劇の部分はかなり自由にアレンジされています。