Mr.Childrenがデビューしたのは1992年。
日本経済はバブル崩壊後の閉そく感に包まれ、空白の九十年代と呼ばれました。
そんな世の中の矛盾や不合理を歌にしたMr.Childrenの曲は大ヒット。
センセーションを巻き起こしました。
その歴史の中で創作された全ての歌詞を収録した詩集「Your Song」。
ただ、読むだけで当時を思い出す読者もいるでしょう。
カラオケでの情景が思い浮かぶかもしれません。
詩や文学に興味のある読者はこちらの方が楽しめるかもしれませんね。
ドラマ「ハゲタカ」主題歌
ギターで弾きたくなる「SINGLES」
綾野剛主演のドラマ「ハゲタカ」の主題歌が”SINGLES”です。
2018年7月にテレビ朝日系で放送された金融業界がテーマのドラマです。
今回のアルバム「重力と呼吸」では3曲目に収録されています。
記憶に新しいドラマだけに脳裏に桜井和寿の歌声が焼き付いていることでしょう。
マイナーコードにのせて歌われるMr.Childrenの「SINGLES」。
主題歌からドラマ「ハゲタカ」の情景が思い浮かびます。
ドラマを見ていない読者でも胸躍るリズムなので聴いてみるといいかもしれませんね。
ドラマ「隣の家族は青く見える」主題歌
切ないメロディの「here comes my love」
深田恭子と松山ケンイチが共演したドラマ。
コーポラティブハウスで起こる人間関係を題材にしています。
そこに登場するのが哀愁のある「here comes my love」。
Mr.Childrenにぴったりのドラマ展開です。
どうしてMr.Childrenの曲はヒューマンドラマに合うのでしょうか。
ドラマと歌がかみ合うと見ている側は最高に切なくなります。
上記の「here comes my love」のショートムービーも一押しです。
引き裂かれた愛ほど二人は燃え上がります。
日本では一曲のためにショートムービーを作成することは稀です。
しかも無音やセリフのみのシーンが多く、つい見入ってしまう動画。
演出が憎いですね。
映画「君の膵臓をたべたい」
大ヒット映画の主題歌「himawari」
それが「himawari」です。
映画には浜辺美波(はまべみなみ)の個性が溢れ、大ヒットしました。
また、数々のどんでん返しに涙した読者もいたでしょう。
原作者の”住野よる”はサラリーマン時代に小説「君の膵臓をたべたい」を執筆。
それがサイト「小説家になろう」への投稿で人気を博しました。
やがて書籍化から映画、漫画、アニメーション映画と発展していったのです。
映画の雰囲気がMr.Childrenにぴったりのストーリー。
読者の中にはMr.Childrenの曲に意識がいかなかった人もいるでしょう。
本当に歌と内容がマッチすると自然すぎて気付かないものです。
それだけに映画のラストで涙腺が緩んだ女子高生も多かったはずです。
まだ、見ていない読者はMr.Childrenをきっかけに視聴してみるのもいいですね。
Your Song
アルバム「重力と呼吸」のさきがけ
「Your Song」は、アルバム「重力と呼吸」の1曲目です。
Mr.Childrenはさらっとした曲をアルバムの最初に持ってきます。
そして、後半に向けて徐々に盛り上がるのかと思いきや中盤からのせてきます。
アルバムにはアルバムの隠れた名曲があるものです。
ぜひ、自分好みの一曲を探してみましょう。
なお、アルバムの曲順はそれなりに考えられて並べられています。
いわば一つの物語のように。
ただ、通学時間などに聞いていると途中で終わってしまいます。
するとシャッフル再生したりして、曲の組み合わせを楽しむものです。
iPhoneなどのシャッフル機能は巧妙で面白い曲順にしてくれます。
もしiPhoneに1,000曲がダウンロードされていれば一日10曲ペースでも百日は持ちます。
つまり、初日に聴いた曲が次に再生されるのは季節が変わった頃です。
一方で、新曲を常に耳にしたい人はインターネットラジオの方がいいかもしれませんね。