【ひだまりの詩/Le Couple】離れ離れになってしまった切ない2人を描く歌詞に迫る！コード付き♪

ユニット結成は1990年。曲折を経て1994年にCDデビュー。

「ひだまりの詩」でブレイクするまで潜伏期間は7年間。

遅咲きのミュージシャンにありがちな苦労話や迷エピソードがたくさんあります。

「ひだまりの詩」に先立つこと2年。

1995年発売の3rdシングル「7月の感傷」のプロモーションでは、全国の有線放送所を行脚しました。

ワゴン車で津々浦々を巡り、9ヶ月で631ヶ所もの有線放送所を見事に完走。

のちに歌番組でこのエピソードは何度も披露されました。ぼくもよく覚えています。

地道な営業活動が功を奏しての大ブレイクだったのですね。

ボーカルの藤田恵美は芸歴が長く、幼少期には児童合唱団「ひまわりキティーズ」に所属していました。

そのころ共演したのが、黒澤明の映画の常連だった名脇役・左卜全（ひだりぼくぜん）です。

1970年のヒット曲「老人と子供のポルカ」で、左卜全のバックコーラスを務めたのが、ひまわりキティーズだったのです。

当時の彼女はもちろん無名の子供でしたが、このエピソードもブレイク後に歌番組で披露されました。

左卜全のとぼけた味わいが病みつきになる迷曲です。一度聴いておいて損はないでしょう……。

ブレイクしたLe Coupleの二人。しかし順風満帆とはいかず、またも紆余曲折に見舞われます。

2005年にユニットを解散、2007年には離婚が成立してしまいました……。

現在はご両人ともソロ活動中だそうですが、2015年にはテレビ番組で再会し、久々に「ひだまりの詩」を聴かせてくれたとのこと。

ファンのためにこれからも歌いつづけてほしい！たとえ夫婦は離れ離れになろうとも、この曲が色あせることはないでしょうから。