ClariS、貴女達はとんでもないものを盗んでいきました
私のココロ…いや何でもない
と今まで2億回くらい使い倒されたネタから入る訳ですが、はい、おふざけはここまで。
音楽評論文筆家たる己の使命を果たします。かつてウケ狙いのお寒い文章を量産していた私はもう、ここには居ません。
思い入れたっぷりの、ただの主観的な感想文。そんな物を音楽情報サイトで発表して何になるのでしょう。
ファンレターなら他所で書けという話です。
音楽評論文筆家の使命
人の心を揺らす音楽ですが、所詮商業作品の枷から逃れる事は叶いません。
ならばアーティストの血を分けた分身たる音楽作品の存在する社会的・歴史的意義。リスナーへの心理的影響。
それらを評価し、理知的且つ論理的観点より語り伝える事こそ、評論家の使命と考えます。
以下、ClariSの音楽作品が私に与える心理的効果概要を一行で記述します。
聴くと、胸がきゅんきゅんする☆
あぁ?…なんだよ。きゅんきゅんすんだよ胸毛だらけの胸がな。「心がぽかぽかする☆」でもいいぞ。
つか無理。抗えません。クララとカレンの声かわいすぎるぅ~☆
命短かし、恋せよ男子
ClariSを聴くと、恋をしたくなる
はいそこ、読むの止めるの止めてもらっていいですか。安いキャッチコピーじゃないです。
日本中の少なからぬ男子諸君が、今日もClariSに癒されている。これ厳然たる事実。
チャートアクションやら動画再生回数やら、今さら確認するまでもないですよね。
聞けば、いつも殺伐としてるパチンコ店でも「まどかマギカ」のシマだけお花畑のような空気が流れているとか(いや、絶対違わない)。
目の血走ったおっさん達をClariSの歌声が癒しているんですなぁ(デカルチャー)。
もっともっと沢山の人に聴いてほしいです。絶対世界が平和になる気がする。
ClariSの歌で、世界が平和になる
金正日とかClariSヲタの資質ありそうじゃないですか?聴かせたい。
「あ~、とりあえず核開発とかもういいわ」って絶対なりますよね(ならねえよ)。
麻生太郎は既に聴いてるかも知れんけどな。まぁそれはいいや。
もう日本の国歌「コネクト」でいいんじゃないですか?(スキンヘッドの人こわい。)
日本中の青年男子諸兄!
あなたは今好きな人いますか?
(編注:音楽情報サイト「otokake」読者の大半は10~20代女性です)
私は…え~、います。リアル3D嫁ですけど。ロバート秋山みたいな凄い肩幅してますけど。殴り合いのケンカしても絶対勝てる気しませんけど。
それでも奴、イラストレーターみたいな事もやってるんですよ。スケッチブックにコピックで、おもに二次創作ものばっかり描いてるけど…。
奴の実力がどの程度のものか、私にはよくわかりません。
が、時々横からその色使いを覗いて「おっふ」ってなる事はあります。
↓ClariS、このコンピにも入ってたね。もう懐かしい。
歌手の魂、絵師の魂
「ひらひらひらら」のMVでClariSイメージイラストの製作過程を披露しているのは、イラストレーターの高野音彦さん。
本稿のタイトルを決定したのはotokake編集部ですが、「ファン歓喜」と表現したくなるのもわかります。
ご存じの通り、ClariSは一般にそのビジュアルを(ほぼ)公開した事がないアーティストです(所謂「顔出し」をしない)。
ですからファンにとっては、絵師さんが描くイメージイラストこそがClariSのビジュアルそのものなんですね。
このMV、絵を描く人には本当に参考になる映像でしょうし…。
「究極」、「美しすぎる」との声が寄せられるのも納得。
ただ「カワイイ」の一言で片付ける事のできない、素晴らしい色彩です。
当該MVはなんと、25時間にも及ぶイラスト製作の全行程を撮影し、編集して作られたそうです。
高野音彦さんのインタビューをチェックし(この人本当に天才肌だと思う)、改めてこの動画を見直すとなんというか…。
鬼気迫るものを感じる(こんな可愛いイラストなのにか)。いやだから、モチーフは関係ないじゃん。
この人本当に絵を描くしか無かったんだろうな、ということはつまり、適当に誤魔化して生きるという選択をしなかったんだろうな。
魂が刻みつけてあるみたいだというか、この人これ描き終わって明日死んでも後悔とかないんじゃないか、なみの。