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あたり前のように、いつまでも近くにいると思っていた家族を失うということ。
それは心にぽっかりと穴が開いてしまって、永遠のその穴は塞がることはないような喪失感に襲われます。
あたり前の日常こそ、幸せなのです。
大切な家族を失って作詞者である新里は気づいたのでしょう。
歌詞だけでは見えてこない物語を知ると、違う気持ちで聴くことができます。
家族に、大切な人に会いたくなる、「結」はそんな一曲です。
第4位 エール
飛べ飛べ飛べもっと高く
泣き笑い悲しみを越えて
不安を材料にして
消えない火を灯せ僕らの未来へ
出典: エール/作詞:Hideyuki Shinzato・Shun Naka 作曲:Hideyuki Shinzato
エンディング前の最後のフレーズです。すごく強い言葉で心を押し上げてくれるようです。
3~4行目の歌詞は、不安は乗り越える目標にもなるし乗り越えるチカラにもなるということなのでしょうか。
「不安なんか、燃やしてしまえ!君はひとりじゃない!」
そんな熱い想いが心にガツンと入ってきます。
聴いたら必ず涙して元気になれる!
泣ける曲は必ずしもバラードだけではないのです。
「エール」のような疾走感溢れるアップテンポの応援ソングでも、HYが生み出す楽曲は聴く人の心を打ちます。
それは、歌詞の力強さのせいだけではないようです。
新里や中曽根の沖縄テイストが入った独特の歌声とサウンド。
そして何より歌詞の言葉が実にリアルで聴く人の想いに寄り添うものだからなのでしょう。
第3位 Song for...
ふたりが出会った事に
もしも意味があるとするなら
こんなに苦しいのは
今だけだよと自分に言い聞かせて
出典: Song for.../作詞:Izumi Nakasone 作曲:Izumi Nakasone
ただただ辛い、苦しいだけの恋。
出会った事さえも間違いだったのでは…。
出会わなければよかったのにと考えてしまうこともあります。
想いは通じ合っているのに、会えない。
心の中にある気持ちも伝え合うことすらできない。
でも、それはきっと今だけだから時間が過ぎるのを待とう。
辛い中でも、ふたりに同じ未来はきっとやって来るはず…。
折れそうな自分の心に言い聞かせているのでしょう。
好きな人に会いたくなる
2004年に収録されているアルバム「TRUNK」がリリースされました。
この曲が世に出た当初は「Song for...」は不倫の歌なのでは?と解釈する人も多くいたようです。
確かに歌詞には、許されぬ恋を連想させる言葉がいくつかあります。
でも、そのどれもが素敵な表現で描かれています。
何故そう感じるのか?
それは曲が作られた背景に、歌詞以上に素敵な物語があったからなんです。
櫻井翔も「鳥肌立った」- HY・仲宗根泉の「Song for...」秘話に感動広がる | マイナビニュース
沖縄在住バンド・HYの仲宗根泉(33)が、8日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『行列のできる法律相談所 2時間スペシャル』(21:00~22:54)に出演。名曲「Song for...」の誕生秘話を明かし、感動の声が広がっている。
中曽根とご主人との大恋愛をモデルにした曲だったのです。
出会った頃は中曽根が20歳でご主人が15歳。確かに許されぬ恋ですね。
しかし約束の5年後に再会し大恋愛の末、出会いから8年後ふたりは周りの大きな祝福を受けて結婚。
現在は二人のお子さんにも恵まれて幸せそうです。
アルバム「TRUNK」のリリース時期が2004年。
「Song for...」は、20歳の中曽根が15歳のご主人と出会った時期と想像できます。
会えない辛い時期を過ごしていたまさにその時に作られた曲なのではないでしょうか。
恋の真っただ中にいるまっすぐな気持ちを描いた曲だからこそ、多くの人たちの涙腺を崩壊させているのでしょう。
第2位 時をこえ
胸に刻みなさい あなたのその鼓動
昔、昔に繋がる この命 大切に生きなさい
出典: 時をこえ/作詞:Izumi Nakasone 作曲:Izumi Nakasone
ひとりひとりの命は繋がっているのです。
親、その親そしてその祖先たちが懸命に生き抜いたからこそ、今の自分がここに生きている。
それを決して忘れてはいけないのです。