沖縄出身のミクスチャーバンド:HY

HY『あなた』はボーカル仲宗根泉の美しい声が魅力のバラード曲♪歌詞&動画情報を紹介!の画像

最大の魅力はボーカルを担当した仲宗根泉の美しい声

まずはとにかく聞いてください。動画は、2014年に東京・池袋サンシャインシティでHYがスペシャルライブで「帰る場所」を披露したものです。

ボーカル&キーボードを担当している仲宗根泉の真っ直ぐに響く声はHYの外せない魅力の一つですよね!

HYは、2000年に結成して以来、インディーズシーンで活躍している人気バンドです。メンバー全員が沖縄出身で、現在も沖縄を拠点に活動しています。

東京で活動をしないのは、地元という住み慣れた場所で、肩ひじ張らず自分たちらしく音楽と向き合うためのようで、自身で「ASSE!!Records」というレーベルを立ち上げました。

メジャーデビューをしていないにも関わらず、沖縄限定で発売した1stアルバム「Departure」はあまりにも人気がでたために全国リリースになり、注目されましたよね。

メディアにはほとんど出ることはありませんが、その魅力的な声や音楽はたちまち人気となり、唯一無二の存在となりました。

代表曲には「366日」「AM11:00」「NAO」などがあります。

HY「あなた」

HY『あなた』はボーカル仲宗根泉の美しい声が魅力のバラード曲♪歌詞&動画情報を紹介!の画像

2003年にリリースした「Street Story」に収録

「あなた」は、2003年4月16日にリリースした2ndアルバム「Street Story」の7曲目に収録されているアルバムです。

といっても、HYはほとんどアルバム曲のみの活動であり、2009年にレンタル用としてリリースした「レール」以外はすべてアルバム曲なんですけどね。

このアルバムは、HYが始めてオリコン週間ランキングで1位を獲得し、初登場から4週連続で1位をキープしつづけるという快挙を成し遂げました。また2003年5月度月間ランキングも1位、年間ランキングでは9位という大ヒット作です。

インディーズアルバムとしても初めての記録で、HYの名前が一気に世間に広がりましたね。

「あなた」以外にも、カラオケランキングなどにも常に上位にいる「AM11:00」や表題曲「Street Story」、ポップで明るいアップナンバー「トゥータン」などバリエーション豊かなサウンドが詰め込まれています。

もともと「沖縄のストリートライブ」から始まったバンドでもあり、今でもライブを大事にしているHYが、実際に観客とレスポンスして磨かれた楽曲ばかりなので、総てがA面といえるでしょう。

「あなた」の歌詞

それでは、不器用ながらも愛しているという想いを歌った「あなた」の歌詞を見てを見ていきましょう。

不器用だからこそ”愛”を歌に込めて

愛する人の歌を歌いたいと思った
あなたの前じゃ出し切れない全ての想いを
この歌に託そうとしてこの歌を歌う

どうしょうもないくらい泣ける夜もあった
あなたの前じゃ素直になれない自分がいて
分かっているから悔しい

不器用だからうまく言えない
あなたにただスキと言って欲しいだけなのに

出典: https://twitter.com/nao413nao/status/838711883175583744

自分の普段の言葉で「愛している」を伝えられない人は多いと思います。大好きで大切で相手のことを愛していても、どこか恥ずかしくて言葉にならない時もありますよね。

この曲の主人公も、そんな不器用な人間の一人です。

あなたとただ心を通わせたいだけなのに、上手くいかない日々に涙を流し、どうして素直になれないのかと後悔していたことが分かります。

だからこそ、この歌に想いを全て歌詞にのせて、歌うのです。

この曲は聞く相手に直接語り掛けるようなリアルとリンクしているので、LIVEなどでは特に仲宗根泉の切なく響く声が特に胸に刺さりますよね。

”愛”という形は様々なので、アーティストからファンへ向けて、また娘から父親に向けてなど様々なシチュエーションでも納得できるフレーズが多々あります。

きっと、それが多くの人に愛される理由かもしれませんね。

あなたに”ありがとう”も伝えたい

歌をこの歌を もしもあなたが聞いているなら
分かって欲しい私の想い全てをかけて
あなたを愛してる

不安にもなり悲しくもなり
恋は楽しいばかりじゃない
けれど私はあなたとだから ここまで来れたありがとう

出典: https://twitter.com/RUKACHORO_15/status/524881762774560768

この曲はあなたへ愛を届けるための歌だということが分かりますね。

そして、主人公が次に伝えたかった想いが感謝の気持ち、「ありがとう」です。

あなたと恋をすることが出来てこんなに深い愛を知ったのだという想い、楽しいばかりじゃなくても不器用な私がこれほど人を愛せると教えてくれたのは「あなた」がいたからだと歌います。