HYのこれまで
結成はいつ?
HYが結成されたのは2000年。
デビューアルバムは『Departure』で、2001年にリリースされました。
HYは所属レコード会社が自主レーベルだったので、インディーズデビューであり、2017年10月現在も自主レーベル所属のインディーズアーティストを続けています。
2003年に発表された『Street Story』が、4週連続オリコン1位を獲得するヒットになり、全国的に名前が知られることとなりました。
メンバーは?
HYのメンバーは結成以来変わることなく5人です。
ボーカル兼キーボードの仲宗根 泉(なかそね いずみ)、ボーカル兼ギターの新里 英之(しんざと ひでゆき)。
ギターの宮里 悠平(みやざと ゆうへい)、ベースの許田 信介(きょだ しんすけ)、ドラム兼ラップの名嘉 俊(なか しゅん)で活動を続けてきました。
5人とも1983年度生まれの同学年(宮里のみ生まれ年が1984年だが、早生まれのため学年は同じ)で、メンバー同士の仲が良いのもHYの魅力の一つになっています。
HYはシングルリリースしない?
HYは日本のアーティストとしては珍しく、デビュー以来ずっと、ほぼシングルをリリースしないバンドとして活動をしています。
デビューもミニアルバムであり、その後もずっとアルバムでの楽曲発表を行ってきました。
2017年10月現在で、HYがリリースしているアルバムは12枚ありますが、シングルは10年目に発表したレンタル専用シングルの『レール』(2009年リリース)のみとなっています。
『Song for…』ってどんな曲?

さて今回の本題である『Song for…』は、聴いているだけだと“もしかして不倫の曲なんじゃ?”と思われやすいのだそう。
ではこの『Song for…』とは一体どんな楽曲なのでしょうか?
MVはありませんが、公式YouTubeチャンネル上で楽曲を聴くことができます。
前半はシンプルなピアノの伴奏のみで、ボーカル仲宗根さんの美しい歌声が際立ちます。
中盤からはバンドのサウンドもグッと厚みを増し、盛り上がっていく本楽曲。
演奏の盛り上がりにあわせて、仲宗根さんの歌声も迫力を増していきます。
楽曲の雰囲気やメロディだけでは、まさかこれが「不倫の曲」とは思えないでしょう。
しかししっかりと歌詞を聞き取ってみると…?その印象は少し変わるかもしれません。
『Song for…』の歌詞を徹底分析!
さきほど『Song for…』の動画をご紹介しましたが、楽曲を聴いてあなたはどんな感想を抱きましたか?
聴いただけではやはりハッピーな恋の曲には思えませんので、やはり何らかの「許されざる」恋の歌に思えます。
その真相を突き止めるべく、ここからは歌詞で楽曲を分析してみましょう!
全編にわたり苦しい恋心が吐露されている
ふたりが出会った事に もしも意味があるとするなら
こんなに苦しいのは今だけだよと自分に言い聞かせて
胸の傷みがアナタをどれだけ好きか伝えているよ
愛する事が怖くなっても アナタなら大丈夫だよね?
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B07204
上記は曲の冒頭部分です。
たとえ両想いであっても、結ばれることが難しい恋をしている場合、人は「2人が出会ったことの意味」を考えたくなります。
この曲でも「なぜ私たちは出会ったのか」ということを綴っているので、この時点では、この恋が周囲から祝福され、応援されるような恋ではないと想像できます。
さらに歌詞4行目、愛への恐怖心が語られていることからもこの想像が間違えていないことを感じられますね。
しかし歌詞2行目に戻ってみると、その苦しみは永遠に続くわけではなくいつか終わりを迎えると綴られています。
不倫相手と結ばれる未来が確定している、ということでしょうか…?
ここのフレーズだけではそこまで読み取ることができません。
続く歌詞を見ていきましょう。