君にさよなら
告げるまででいい
誰よりそばにいて欲しい
そんな二人の結末を知っても
出逢えてよかったと想い合えるまで
好きだよ
今更だけど
言わせて
さよならの前に
出典: さよならの前に/作詞:森月キャス 作曲:丸山真由子 編曲:清水武仁
突然の別れも辛いですが、もう別れると分かっている別れも辛いものです。
確実に近づいてくる別れの足音。
聴こえないように、見ないように…。
でも、それもいつしか限界がきます。
曲中のふたりはどんな理由があって別れを選択したのでしょうか。
考えるほどに胸が締め付けられます。
好きだけど、どうしても未来を共にできない哀しさ。
でもそれ以上に例え哀しい終わりが待っていても出逢えてよかったと心から思える恋って素敵です。
さよならする前に、伝えたいこと
気持ちが残っているのに、別れを選ばなければいけないとき。
伝えたいことは、ありがとうでも、さようならでもないのです。
ただただ、「好き」という言葉。
明日からもうその言葉を言い合う関係ではなくなるのです。
さよならをしたら、もう「好き」という言葉を伝える相手ではなくなるのですから。
今までとは全く異なる最後の「好き」。
切ない別れの曲ですが、これから別れようとしている恋人への最後のラブソングともいえるでしょう。
第3位 Tomorrow
恋が人を強くする
曖昧な君の記憶
間違いないのはひとつ
出会い、惹かれ、願い重ね、
愛されたこと
時だけが流れてゆく
君のぼくは消えてゆく
けれど生きて、君を越えて強くなるんだ
出典: Tomorrow/作詞:Kenn Kato ラップ詞:日高光啓 作曲:Katrine "Neya" Klith・Ben Legit・Sebastian Owens
君に出会って、恋をして想い合ったのは紛れもない事実なのです。
君の仕草とか、細かいことはあまり覚えていないけれど、一緒に過ごした時間が確かにそこにあるのです。
遠い遠いぼんやりとした思い出だけど、大切な人生の1ページを彩っている君との思い出。
君と一緒だった頃の自分はとても弱い自分だったのでしょう。
けれど月日は流れ、やがて君とも離れ…。
あの頃の弱く小さな自分はもういないのです。
君との出会いと別れを乗り越えて、少しだけ大きく、強くなった自分がここにはいるのでしょう。
出会いと別れは人を時に人を強くさせてくれます。
それはきっとその人と共に過ごした時間が支えてくれるからなのです。
優しく未来へと導いてくれる失恋ソング
もうずいぶん前に終わった恋を振り返っているのでしょうか。
「Tomorrow」は過去の大切な恋を思い出している人を描いた曲です。
出会いから別れまで、鮮明な記憶はないけれど、なんとなく大事にとっておきたい恋。
誰しも大切に胸の内にしまっている恋があるのではないでしょうか。
「あの出会いと別れがあったからこそ今の自分があるような気がする」
人生の中での大切にしておきたい巡り合わせはきっとその人を強くさせてくれるのでしょう。
自分の弱さが故に自ら手放してしまった恋や失った恋。
例え哀しい結末になってしまった恋でも、それは未来へと確実に導いてくれる。
この曲は失恋曲でありながらも、優しく未来へと導いてくれる道しるべのような曲です。
第2位 愛してるのに、愛せない
相思相愛だけど切ない
何も言わず君を抱いてしまえば
良いのかい ねぇ
涙色に染まる頬も
照らせないまま濡れる心
間違いと間違いが交わり拗れてく
せめてあの日までの巻き戻し方を
ねぇ 教えて
出典: 愛してるのに、愛せない/作詞:KAJI KATSURA Rap詞:Mitsuhiro Hidaka 作曲:ArmySlick・Jam9 編曲:ats-
何も考えず、抱きしめたら気持ちは伝わるのでしょうか。
このどうしようもないもどかしさと苦しみから解放されるのでしょうか。
出逢った事も、心を惹かれあった事も間違いだと思ってしまっているのです。
きっと相思相愛だけど、お互いに相手を想うことすら叶わない相手なのでしょう。
ラップの歌詞が切なさにより一層拍車をかけます。