AAA「Lil' Infinity」タイトルの意味は
「Attack All Around(すべてのことに挑戦する)」の頭文字をとった
男女7人組スーパーパフォーマンスグループAAA(トリプル・エー)。
2015年にはデビュー10周年を迎えました。
そんな記念すべき10周年イヤーに行われた7ヶ月連続シングルリリース企画の
第2弾として発売されたのが、この「Lil' Infinity」です。
まず、そのタイトルの意味を紐解いてみましょう。
![](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/curation-web/otokake/matome/443/item/12218/xlzjg93unp86f01i7cqa20162412172445.jpeg)
はじめに「Lil'」ですが、こちらは「 little(小さな、わずかな、短い)」の短縮形です。
そして「Infinity」は「無限、終わりなき時間」の意味を持ちます。
つまり「Lil' Infinity」で「短くも終わりなき時間、小さな永遠」と訳すことができますね。
永遠とは時間的に長く壮大なものであるはずなのに、それが短くて小さいとはどういうことでしょうか...?
AAA「Lil' Infinity」MVを見よう
私はこのMVを見てすごく幸せな気分になりました。
7人が皆、大切な人を思い浮かべて、心を込めて歌っている様子に
聴いている私の心まで温かくなったのです。
![](https://img.youtube.com/vi/iLnX9s0EJhU/0.jpg)
それと同時に、どこか泣きたい気持ちにもなりました。
幸せと愛で溢れた曲のようだけど、胸に残るこの悲しい気持ちは何だろう…
深く調べてみると、答えはここにありました。
実は、AAAの「Lil' Infinity」は、映画『きっと、星のせいじゃない。』のために書き下ろされた一曲で、
同映画のイメージソングにもなっています。
映画『きっと、星のせいじゃない。』は癌という不治の病に侵された
10代の男女の恋愛について書かれた作品です。
原作のタイトルは「さよならを待つふたりのために」。
![](https://img.youtube.com/vi/YT4xQ7c34S0/0.jpg)
温かく幸せそうな歌声の「Lil' Infinity」が流れた瞬間、聴く人の涙を誘いますね。
では、「Lil' Infinity」の歌詞を紐解いていってみましょう。
AAA「Lil' Infinity」歌詞に込められた意味は
Forever, Forever 君がいるから
答えは必要ないよ
愛で全ては“特別”になる
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150225-018
この「Forever(永遠)」という時間は、この歌の主人公の心の中に流れていると
私は思います。
今こうして君が隣に居る時も、たとえ君が居なくなってしまっても、
永遠に君は僕の心に存在し続ける。
例えば、神様が自分を病気にした理由、2人の愛の時間に限りがあること…
そんな理不尽なことでも、君がいるから受け入れることができる。
なぜなら、君がいれば他愛ないことも「特別」に変わり、その幸せの方が大きいから。
そんな思いが伝わってきました。
分かり合う一瞬で My life
生まれ変わったような
Amazing 奇跡以上の出会いが Now ringing
僕らの人生は そう 不完全でもいいさ
Just going 可能性は変わり続ける Always
I love you, I love you
何度言っても足りない Dearest
限られたこの旅に永遠をくれた You
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150225-018
2人が出会った瞬間に、意気投合した様子がうかがえますね。
言葉がなくても通じ合うことができる、そんな関係だったのかもしれません。
奇跡が起こるかもしれないじゃないか...
2人を待ち受ける悲しい結末も変わるかもしれないじゃないか…
だからただ前に進んでいこうとする2人の強さが垣間見られます。
ここで「限られたこの旅」は「人生」を意味すると思います。
人間の命には限りがあるけれど、主人公の人生の中で君は「永遠」に存在し続けるのです。
70億の命の中で
Your love 運命に出会えた
この手とこの手の 温もりで
きっと世界は変わる
一瞬一秒が愛しくて
今すべてを抱きしめる
孤独も 涙も 未来へと
繋がる Lil' Infinity
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150225-018
世界には70億人の人間が存在しますが、その中で君という「運命」に
出会えたことに対する感謝と愛おしさが溢れていますね。
2人で手を取り合って前進してゆけば、僕たちの「世界(≒世界観)」さえ変わる…
例えば、今まで1人では抱えきれなかった孤独や涙といった負の感情でさえ、
2人で一緒に居れば「未来」に繋がる意味あるものに変わるのです。
この夢がいつの日か
ねぇ 叶うときにはきっと
You'll be there 君が隣にいてほしい By my side
I never say 諦めること決してしたくないから
Everything 雨のあとの煌めきを Just waiting
You give me, You give me
何年たっても褪せない Memories
確かめた温もりは
消えはしないんだ True
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150225-018
ここで言う「夢」とは何でしょうか?
こちらは、2番のサビの歌詞でもう少し深く掘り下げてみましょう。
続いて歌詞に出てくる「雨」は「辛いことがあって流した涙」の描写だと思うのですが
主人公は決して「夢」を諦めずに「涙を流した先のキラキラ輝く未来(雨のあとの煌めき)」
を見据えています。
君が僕にくれた思い出も、温もりも何年経っても消えないかけがえのないものなのです。
無数に広がる夢の中
With you 全力で走れば
The only one, The only one
僕たちが 描く虹が見つかる
I promise いつまでも側にいる
もう1人にはしないよ
2人で見ている 青空を
信じて Our Infinity
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-150225-018
先ほども出てきた「夢」ですが、「無数」という言葉より
「夢」は1つではないことが分かります。
そうだとすれば、主人公が君と叶えたいたくさんの願いが「夢」ではないでしょうか。
君と行きたいところ、君と食べたいもの、君と見たいもの…
限られた時間の中で主人公には叶えたい夢がたくさんあるのでしょう。
全力で走れば何にも代えがたい「虹」が見つかるはず…
この「虹」は先ほどの歌詞で出てきた「雨のあとの煌めき」であり、
「キラキラ輝く未来」を意味すると思います。
僕は君と出会ったから、君は僕と出会ったからもう1人じゃない。
僕たちには「Infinity(終わりなき時間)」があることを信じよう…
そんな主人公の気持ちが伝わってきました。