楽曲「Dear My Friend」
「Dear My Friend」はLittle Glee Monster(通称リトグリ)のシングル曲で2020年12月に発売されました。
この曲は世界的なアカペラアーティストであるPentatonixとのコラボ曲であり、リモートにて制作されたそうです。
新型コロナウイルスが猛威を奮っていた2020年。
遠くにいる大切な人となかなか会えない時代だったからこそ、絆を感じるこの楽曲が生まれたのでしょう。
MVではリトグリとPentatonixがまるで語りかけるように歌っている姿を見ることができます。
美しいハーモニーのコラボに惚れ惚れしてしまいますね。
また歌詞のフレーズ1つ1つには魂が込められており、真っ直ぐ心に突き刺さってくるように感じます。
歌詞を解説
大切な人の存在
君のためにできること
私はずっとずっと考えている
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
歌い出しは心に響く印象的なフレーズです。
Pentatonixが奏でる、美しく力強いハーモニーから「Dear My Friend」は始まります。
大切な人を想う時は自然と心があたたかくなり、困っているならば何か助けになれないかと考えたりするでしょう。
どうすれば喜んでくれるかな…どうすれば幸せな気持ちになってくれるかな…。
常にそう考えるのはきっとその人がただの友達ではなく大切な人だからではないでしょうか。
この歌詞のフレーズは心から大切で幸せになってほしい人へ向けた歌であるということがわかります。
短いフレーズの中に大切な人への想いがたっぷり込められていました。
思い出を心に留めて
笑いあえたあのころを
心にそっとそっと
抱きしめながら
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
いつもそばにいて笑いあえた仲間に気軽に会えなくなる日がくるなんてこの頃は想像もしていませんでした。
でも会えないことを悲しむよりも楽しかった思い出を振り返りながら、いつかまた会えたら…と願います。
そして今まで当たり前に過ごしていた毎日がかけがけのない日々だったと気づくのです。
遠くに住むあの人もきっと頑張っている…だから自分も頑張らないといけないな…。
そうやって大切な人との思い出を糧に今をしっかりと生きていきます。
誰かのことを考えるとき
見上げたら流星だ
君にも見えるかな
出典: Dear My Friend/作詞:亀田誠治 作曲:亀田誠治
遠く離れていても空は繋がっています。
会えなくてもせめて同じ景色を見れたらいいな…というピュアな気持ちが伝わってくるフレーズですね。
閉塞感や孤独を感じやすい世界の中で誰かと繋がっていると思えることはとても大切です。
早く会えますように…ともしかしたら流星にそっと願いを込めているのかもしれません。
優しくも力強い気持ちが伝わってきます。
見守る友情
Best Friendと言わない理由
特に仲の良い友達のことを親友と呼びます。
ですが本当に仲が良い友人に対してわざわざ「親友だよね」という確認の言葉は必要ないかもしれません。
それはお互い心の中で思っていて、相手もそう思っています。
気持ちが繋がっているからこそあえてそんな言葉は必要ないのでしょう。