『気分上々↑↑』で全国に名を知られるようになった彼ら、その後は堅調に出すシングルはヒットを続けて行きます。とはいえ、『気分上々↑↑』ほどの爆発的なヒットとは言えませんでした。

これは彼らの問題というわけではなく、やはり世相の波をもろに受けたというのが正しいでしょう。2008年はリーマン・ショック世界中を震撼(しんかん)させた年。

日本はバブル崩壊後、長い経済的な低迷期が続いていて、その中でのさらなる世界的金融危機に、経済はすっかり冷え込んでしまったのです。

彼らも2009年に長期の充電期間を設けます。復帰したのは2010年。この頃、CMやドラマ映画のタイアップ曲はあるものの、かつてのような華々しいものではなくなっていました。

これに追い打ちをかけるように、2011年には東日本大震災が発生。日本全体が暗い時代に突入していきます。

そんな中でも彼らは地道に活動を続けますが、デビューから10年を迎えた2013年、12月31日をもって無期限活動休止します。

なぜ?無期限活動休止

所属のエイベックスによれば、オフィシャルWebサイトで以下の通り活動休止の理由を述べています。

個々のアーティスト活動を更にステップアップさせていく為に12月末日を持ちましてmihimaru GTとしての活動を休止させて頂きます。
mihimaru GTとして築いた10年間を今後はそれぞれの音楽活動に生かしていきたいと思っております。

出典: http://mihimaru-gt.com/news/

10周年記念のワンマンライブ(9月22日)は今は無き渋谷公会堂。これを最後に、表立った活動はしていません。寂しいですね・・・・・・

mihimaru GT、その後の2人は?

hiroko

気分上々↑↑【mihimaru GT】のアゲアゲな歌詞を徹底解釈!YouTubeで動画を検索♪の画像

hirokoのあの独特な甲高い甘い歌声、なかなか無いですからもっと歌ってもらいたいですよね。活動休止後は一般男性と結婚し、お子さんもいらっしゃるそうです。

インスタを見る限り、現在も芸能人であることは確かです。

miyake


東京スクールオブミュージック専門学校出身で、作曲家の中田ヤスタカは彼の1つ上の先輩です。デビューの半年前まではSMAPBoA等のアルバム楽曲を提供していました。 

活動休止後は、2014年から音楽制作会社「BeeTonics Inc.」を設立。少数精鋭でアーティストとクリエーターを抱え、メディアに楽曲を提供しています。

『気分上々↑↑』について

2006年5月3日に発売されたミヒマル9枚目のシングル

ユニットにとって初のオリコンシングルチャートトップ10入りを果たした楽曲。先ほどもお話したとおり、ユニット最大のヒットシングルとなりました。

初回盤にはPVと本人たちが出演したヘアカラーのダリヤ「パルティ」のテレビCMのメイキングとCM映像が収録されています。彼らのビジュアルも楽曲にピッタリだったのですね。

また、この楽曲はテレビCMのほかに、テレビ東京『スキバラ』5月度エンディングテーマ、さらに『music.jpTV-CMソング』にもタイアップされ、ヒットに拍車を掛けます。

加えて、2006 FIFAワールドカップ日本代表応援歌に「気分上々↑↑ ~ニッポン応援バージョン~」が使われ、大会を大いに盛り上げました。