恋をして生まれ変わる
君と巡り合って もう一度サナギになった
嘘と本当の狭間で 消えかけた僕が
出典: 遥か/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗
これは1番Bメロの歌詞です。
真実と噓が混同する社会の中で、自分の存在さえも曖昧になっていた「僕」。
そんな「僕」を確かな存在に変えてくれたのが「君」。
「君」に恋をして生まれ変わった。
それを意味しての、「サナギ」なのかもしれませんね。
第4位「流れ星」
スピッツ節がさく裂!
君の心の中に棲むムカデにかみつかれた日
ひからびかけていた僕の 明日が見えた気がした
出典: 流れ星/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗
第3位「大宮サンセット」
いよいよベスト3に入ります。
第3位は24枚目のシングル「夢追い虫」のカップリングに収録された「大宮サンセット」です。
2001年に発売されました。
伴奏が極端にシンプルで、これはまさにギターと歌で聴かせる曲。
それにしても、アコースティックギターと草野さんの透明感溢れる歌声の相性が良すぎます。
切なさと温かさが交じり合う、胸に響くバラード曲です。
切なさに胸キュン
この街で俺以外
君のかわいさを知らない
今のところ俺以外
君のかわいさを
知らないはず
出典: 大宮サンセット/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗
これは1番Aメロの歌詞。
冒頭から胸がキュンとなって、一気に曲へ引き込まれます。
恋人の可愛さを誰にも知られたくない。自分だけが独占していたい。
2人は付き合い始めたばかりなのでしょうか?
「君」に夢中になっている「俺」の心情にときめきます。
この歌詞だけを見れば、恋人に惚れ込んでいるハッピーな恋愛ソング。
けれど曲を聴けば分かる通り、「大宮サンセット」は聴いていて何だか切なくなります。
好きな人のことを考えると、胸がギュッと締め付けられたりしませんか?
恋は幸せなことばかりではなく、不安や悩みも生まれます。
「大宮サンセット」は、人を好きになる喜びと切なさを歌った曲なのです。
第2位「猫になりたい」
第2位は「猫になりたい」。
1994年に発売された9枚目シングル「青い車」のカップリング曲です。
この「猫になりたい」は、スピッツファンなら誰もが名曲として挙げるであろう超人気曲。
元々は「猫になりたい」の方をA面にする予定だったらしく、ジャケット写真も猫がモチーフになっています。
「青い車」も大ヒットしましたが、「猫になりたい」がA面でもきっと同じだけヒットしたことでしょう。