スピッツの3大「こわい」楽曲たち
誰もが聴いたことのある【ロビンソン】【楓】【スパイダー】を手掛ける4人組ロックバンド「スピッツ」。
今回は、彼らの魅力あふれる3曲についてご紹介していきます。
なぜこの3曲なのか、それはこれらの楽曲が「こわい」といわれているからです。
その「こわい」というのは一体どのような内容なのか、そこには深い意味が隠されていました。
ロビンソン
ロビンソンについて
MV
シンプルな白黒の映像の中、レトロなバスに乗るメンバー。
光の入るスタジオで、演奏しているシーンも重なります。
そして辿り着いたのは、冬の海でしょうか。
後姿が、まるで映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」のようです。
歌詞

それでは、なぜこの歌詞が「こわい」のか見ていきましょう。
新しい季節は なぜかせつない日々で 河原の道を自転車で 走る君を追いかけた
出典: ロビンソン/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗
新しい季節、この楽曲がリリースされた4月くらいでしょうか。
新生活で、河原を走るわけですから学生さんが連想されます。
前には、彼女の後姿が見えているのでしょうか。
しかし「せつない」のはなぜでしょう。
新生活に憂鬱なことが多いのは世の常ですが、「会社に行きたくないなー」「学校に行きたくないなー」という憂鬱は「せつない」ではないような気がします。
続きを見ていきましょう。
垣間見える「せつなさ」
思い出のレコードと 大げさなエピソードを 疲れた肩にぶらさげて
しかめつら まぶしそうに
出典: ロビンソン/作詞:草野正宗 作曲:草野正宗
大げさなエピソード、といえば新年会の自己紹介かなんかでしょうか。
疲れた方、で一気に新社会人が連想されますね。
この部分の2行目では「せつない」というような顔を想像させるような歌詞が登場します。
それは悲しいような、渋い顔をしているのでしょう。
仕事がうまくいかないから?すべてが憂鬱だと感じてしまうから?
なぜそのような顔をしているのかというと、その謎はこのあとに続く歌詞から読み取ることができます。