erica【ただいま おかえり ありがとう～僕らの未来～】歌詞を徹底解説！思わず結婚したくなる！？

人間は様々な感情を持っています。それは常に一定ではなく、些細なことで揺れ動くものです。

揺れ動いても元に戻るものもあれば、動いた場所にとどまるものもあるでしょう。

沢山の感情の行き来と共に二人の時間は紡がれました。

きっと楽しいことばかりではなかったでしょう。喧嘩をしたり、別れの危機が訪れることもあったかもしれません。

その度に反省したり、あるいは自分の弱さを克服したり、自分を変えようとしたのではないでしょうか。

つまり、彼女と過ごした時間や彼女の存在が今の彼を作り上げたといえます。

自分の中に、彼女からもらったものが沢山詰まっているのです。

確かに別れることにはなったものの、彼女との関係が無かったことになるわけではありません。

心と心が触れ合って二人の時間が始まったということですね。

彼女との出会いは彼を大きく変えたものであり、ひとりの人間として彼女を尊敬していたのでしょう。

これから先、恋人同士には戻れないとしても、また心に影響を与えてくれることを期待しているのかもしれません。

またどこかで良い影響を与え合おう、という意味を感じます。

なりたい自分と今の自分を見比べて、何が足りないのか。

きっとそれを拾い集めながら生きていくのでしょう。

花は蕾から徐々に開き、目一杯花びらを伸ばしきったら徐々に枯れていきます。

恐らくここで描かれている花は、花びらがある程度開いている状態なのでしょう。

傍から見れば花としては完全体といえます。

しかし花の立場から言わせると、成熟しきっているのか判断できないのです。

人間にも同じことが当てはまるのではないでしょうか。

年齢的には大人のはずなのに、いつまで経っても親や尊敬していた先生のような大人になれない気がする。

そんな経験はありませんか？

理想とする大人の姿や、それに近づくための方法を常に探し続けています。

あえて探そうとするわけではなく、意識せずに探し続けているのではないでしょうか。

言い換えれば、常に自分を変えようとしているのです。

だから人は前に進むことができます。別れに固執せず、前を向くことができるのでしょう。

聞こえた声とは、どんなものだったのでしょうか。

自分の中にある大切なものを今一度思い出させてくれる声。

それはきっと、彼女に対する言葉です。

「ただいま、おかえり、ありがとう」ではないかと推測しました。

例え別れても相手に対する尊敬の念は消えないのです。

過去があるから今の自分がいるという思いがあり、それを抱えて歩く道が目の前に見えています。