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瓦礫の街のきれいな花 健気に咲くその一輪を 「枯らす事なく育てていける」と誰が言い切れる?
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戦争や災害で失われてしまった家々の間にも、いつか花が咲きます。それは人々にとって"希望"の象徴となることでしょう。
もう2度と同じ悲しみを繰り返すことなく、その花を<枯らす事なく育てて>いきたい。
当時は誰もがそのように決意しても、同じ悲しみを繰り返さない保障はないのが現実です。
それでもこの小さな祈りを 空に向けて放ってみようよ
風船のように 色とりどりの祈り
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歌の中では、悲劇を繰り返さない保障は無くても、一人一人の<小さな祈りを空に向けて放ってみようよ>、と人々に語りかけています。
みんなの<色とりどりの祈り>が集まったら、<風船のように>カラフルに空を彩ってくれるかもしれません。
たとえそれが、つらく悲しい出来事が暗雲のように立ちこめる現実の空だとしても。
愛 愛 それは強くて だけど脆くて
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人々の絆を結ぶ<愛>は強固なものであるけれど、戦争や災害、大切な人を失った悲しみの前では<脆く>も崩れてしまうことだってあります。
また争いが 自然の猛威が 安らげる場所を奪って 眠れずにいるあなたに 言葉などただ虚しく
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眠る家さえ失ってしまった人々にとっては、どんな癒しの言葉も無力なときがあります。
沈んだ希望が 崩れた夢が いつの日か過去に変わったら 今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ
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<希望>や<夢>が脆くも崩れ去ってしまった人々は、今、どんなにつらい思いをしているでしょうか。
「安らぎがほしい」「幸せを取り戻したい」と毎日必死にあがいているような気持ちになっているかもしれません。
傷ついた心と体を癒すのには"時間の経過"が何よりの薬になるときがあります。だから<あわてなくてもいいよ>。
『to U』にはこんなメッセージが込められているのではないでしょうか。
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愛 愛 本当の意味は分からない
愛 愛 だけど強くて
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<愛>が本当に意味することはなんなのでしょうか。
<愛>はときにとても脆いときがあります。
だけど<愛>があるからこそ、どんな困難も乗り越えることができる。<愛>は本来はとても強いもの。そう信じてみましょう。
雨の匂いも 風の匂いも あの頃とは違ってるけど
この胸に住むあなたは 今でも教えてくれる
悲しい昨日が 涙の向こうで
いつか微笑みに変わったら
人を好きに もっと好きになれるから
頑張らなくてもいいよ
今を好きに もっと好きになれるから
あわてなくてもいいよ…
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果てしなく悲しい出来事を経験した今、感じる<雨>や<風の匂い>は、平和だった<あの頃とは違って>います。
それでも、大切だった<あの人>は私たちの胸の中で<頑張らなくてもいいよ><あわてなくてもいいよ>と語りかけてくれるのではないでしょうか。
時間という名の薬が効いてきて<悲しい昨日>を<微笑>んで受け入れられるようになったら、<人>も<今>も、自分のことも<好きになれる>から…。