まずは「Princess」のMVから
プリンセスはプリンセスでも白雪姫を題材にした曲なんですね。
とは言っても私たちが昔読んだおとぎ話に出てくる白雪姫とは一味違います。
ちゃんみなが白雪姫を現代風にアレンジすると一挙にクールなプリンセスの曲に早変わりしてしまいます。
さらに曲の歌詞と同様に”終始堂々とした余裕の表情”のちゃんみながMVのあちこちで登場!
見ている私たち自分も強くなったような感覚になります。
また、鏡に問うのも魔女ではなくてプリンセス自身という演出がされていて、より強いプリンセス像が感じられます。
王子様にも助けてもらうのではなく、プリンセスが戦略的に虜にしていく様子が描かれています。
後で歌詞をじっくり聴きながらもう一度見てみるとさらに効いてくるMVです。
ちゃんみなを知らない?そんなあなたに簡単に紹介
⽇本語、韓国語、英語を巧みに操る19歳のトリリンガルラッパー/シンガー。
幼少よりピアノやバレエ、ダンス、歌を始める。作詞作曲のみならずトラック製作、ダンスの振り付けなど全てをセルフプロデュースで⾏いアーティスト活動をスタート。
⾼校2年⽣時に制作した『未成年 feat. めっし』『Princess』の楽曲が⾼く評価され⼀躍注⽬を集めた。
出典: http://chanmina.com/biography/
若くして音楽の才能に溢れているのは、彼女の幼少からの経験が背景にあるのかもしれません。
しかもこの曲はデビュー前の2曲目。
配信限定でしたが、メジャーデビューアルバムにNEW MIXバージョンが収録されています。
「Princess」の歌詞を紹介
Coolすぎるスタート
※
世界1 microphone が似合う princess
世界1 microphone が似合う princess
世界1 microphone が似合う princess
ch an mi na みんな知ってるでしょう
※
出典: Princess/作詞:CHANMINA 作曲:CHANMINA
ちゃんみなという歌姫に相応しいクールな始まりになっています。
音楽はもとより、歌姫ちゃんみなの不敵な笑い声が入っているところがまたクール!
うんうん、わかるよ、めっちゃわかると言いたくなります。
CHANMINAの部分、思わず一緒に歌いだしたくなりますね。
私がビビるわけないじゃん
Hello haters ヘッズにfriends
bro sis mom dad その他の人類
私がprincess JKがリスペクトする
私のスペック レベル高くね?
有名なラッパーが求める握手
大手事務所が契約書さしだす
hatersの無駄すぎる逆拍手に
少しもビビらねぇ Check it 脈拍
出典: Princess/作詞:CHANMINA 作曲:CHANMINA
ヘッズは本来"HIPHOPが大好きな人"という意味ですが、使い方によって"熱狂的なファン"という意味になります。
ここでは後者の意味で使われているのではないでしょうか。
MVの最後で捕らわれたみんなが”C-H-A-N-M-I-N-A みんな知っているでしょう”と口にしています。
きっとみんなちゃんみなの熱狂的なファンになりすぎてうわごとのように言ってしまうんでしょうね。
JKというキーワードが出てきますが、この曲は先程紹介したようにちゃんみなが高校生の時に作成した曲です。
同世代のJKにリスペクトされるだけでなく、既に有名なラッパーや大手事務所にも注目されているという現実。
歌詞にもその現実が反映されています。
その一方でそれをよく思わない人たちも出てきます。
この歌詞に出てくる"haters"は他人を憎む人たちという意味です。
また、"逆拍手"は手の甲を外側に向けて手の甲を打ち合わせる呪いなどを思わせえる演技の悪い所作です。
しかしちゃんみなはそんなことには全くビビらず、逆に”脈拍チェックしてみな”と言い返しています。
おとぎ話なんてあてにしない
泣き虫のお姫様なんて
もう流行らないの生憎様
可愛いだけじゃやってけない世界
あんたにはちょっと向いてないみたい
自分のスキルが知りたいなら
まずは鏡に聞いてみれば?
その上で私に言った言葉
後悔したなら体に掘りな
古いおとぎ話の読み聞かせは拒否だ
みんなとっくに死んだ
出典: Princess/作詞:CHANMINA 作曲:CHANMINA
女の子だったら感じたことがあるかもしれませんが、よく小さい時に言われませんでしたか?
”女の子なんだからもっとおしとやかにしなさい”
そう言ってお姫様が出てくる絵本を読み聞かせされたり…。
でも私たちの世代ってもうそんなのが通用する世界じゃないと思うんですよね。
可愛くて泣いてたら誰か助けてくれるのか?って。
そんなのおとぎ話の中だけの話だし、もう主人公みんなとっくに死んでますよ。
"この世界で生き抜くためには女の子でも強くないとやってけない"
ちゃんみなは誰よりこのことをわかっているからこそ、こういう歌詞が書けるんです。