"ドクター"をモチーフにしたちゃんみなの楽曲!

【ちゃんみな/Doctor】歌詞の意味を考えてみる!ドクターに治してもらいたい病気は一体…?!の画像

今回紹介するちゃんみな楽曲Doctor」は2018年9月28日にリリースされました。

同じような物や情報で溢れたこの世の中。

そのせいで"何も感じられない病気"を発症したと歌う風刺ソングになっています。

一度聴いたら癖になるような中毒性の高いサウンドと、世間をバッサリと斬った歌詞は思わずリピートしたくなりますよ♪

ということで、今回はこの楽曲の内容について詳しく解説していきます。

ポップな病院を舞台にしたMVをチェック!

「Doctor」という曲名が付けられていることもあり、この楽曲MVの舞台は病院になっています。

それも普通の病院ではなく、かなりポップでカラフルに装飾された不思議な雰囲気の病院です。

お人形さんのような金髪ヘアーに、ビビッドピンクの衣装を身にまとって病院にやって来るちゃんみな

個性的な衣装を着ているのは、ちゃんみなだけではありません。

病院にいる看護婦、医療スタッフ、清掃員、そして医師もポップな衣装を着ながら踊っています。

しかも、ちゃんみなを含め、みんな息ぴったりなダンスを披露しているからカッコイイ!

何度も繰り返し見たくなるような中毒性のある映像作品になっています。

ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか!

世の中ありきたりなものだらけ…!歌詞の意味を徹底解説

【ちゃんみな/Doctor】歌詞の意味を考えてみる!ドクターに治してもらいたい病気は一体…?!の画像

それでは本題でもある「Doctor」の歌詞解説に移りましょう。

情報社会といわれているこの時代。

毎日さまざまな情報がネットを通してたくさん流れていきます。

しかもネットの力はとても強く「ネットで流行っているから」といって真似する人の数はとても多いです。

でもみんながそれを真似するから、どの人も個性がなくなってしまっているように見える

そんなちょっぴり悲しい現代社会について歌っているのがこの「Doctor」です。

この情報で溢れた社会をちゃんみなはどのように斬っているのか、さっそくチェックしていきましょう!

1番の歌詞

主人公は医師に対して何を訴えている?

Doctor Doctor Doctor ya ya, Doctor Doctor Doctor ya ya
Doctor Doctor Doctor ya ya, Doctor Doctor Doctor ya ya

Oh my god I’m sick ya
Help me someone I’m sick ya.
助けてだれかこのままだと死ぬ
なに食べても flavor no flavor
なに聴いても feelings no feelings

出典: Doctor/作詞:ちゃんみな 作曲:ちゃんみな

曲の出だしは「♪~Doctor Doctor Doctor ya ya」というノリのよいメロディーから始まります。

この歌詞の主人公は一体ドクターに対して、何を訴えているのでしょうか。

それは1番のAメロ部分の歌詞に書かれています。

この主人公は、何を食べても味が分からない(=flavor no flavor)ようです。

そして、どんな音楽を聴いても何も感じられない(=feelings no feelings)といっていますね。

どうやらこの主人公は、世の中の出来事に対して何も感じられない病気になってしまったようです。

「このままだと死ぬ」といっているので、何とかこの状況から抜け出したい主人公。

本当はいろんな出来事に関心を持ちたいし、刺激が欲しいと思っているのです。

だからこそ、ドクターに助けを求めているのでしょう。

この世の中はみんな同じような人間ばかり

Oh my god I’m gonna die
まだ死にたくないまだ生きていたい

この地球は今
なにからなにまで
数が多すぎて面白くないね
あのモデル達もみんな
同じ顔してたドッペルゲンガー?

出典: Doctor/作詞:ちゃんみな 作曲:ちゃんみな

ここでいう「死にたくない」とは、からだではなく心のことを指しているのでしょう。

どんな出来事にも関心を持てなくなった状態。

それは心が死にかけているということを意味しているのだと解釈できます。

技術が発達したおかげでとても便利になったこの世の中。

しかし、そのせいで多くの情報が行き交うようになり、情報に影響されやすい世界になりました。

だから、何かが流行ればみんなこぞって同じことをする。

同じ食べ物を食べて、同じファッションやメイクをして、同じような場所を歩く。

まるでみんなロボットのよう。

それは一般人だけでなく、芸能人(=あのモデル達)も同じ。

個性が売りであるはずの芸能人でさえ、みんな同じような格好や行動をとっているのです。

オリジナリティーのある人間が減ったこの世の中に嘆く心情が描かれていますね。

誰にだって個性はある

深刻だねまた同類が溢れたみんなでバスケしたい
誰が真似で誰がガチだ
しるかくだらんみんながガチだ

出典: Doctor/作詞:ちゃんみな 作曲:ちゃんみな

例え、個性を持った人間がいたとしても、それさえすぐに広まって「流行」になってしまう。

ちょっと変わったことをしただけで、良くも悪くもあっという間に話題になる時代ですからね。

だから、個性を持った人間(=ガチ)と、流行に乗っているだけの人間(=真似)が誰なのかも判断できません。

でも、本当は誰にだって個性はあるもの。

流行に乗っているだけの人だって、本当は個性を持っていてそれを隠しているだけなのです。

だから「みんながガチだ」と歌っているのでしょう。