もしかしたらこの歌詞そのものが既にとんでもないゾーンへと突入しているのかもしれません。

しかし、サスフォーというバンドは、人類が経験したことのないゾーンの先の段階まで歩みを進めるつもりです。

続きの歌詞はこちら!

印鑑のエピソード

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大げさな一歩 身の丈に合わない
どうせならって少し覗いた
もう戻れないぜ
勝手に動き出した
生き絶える場所を探してる

出典: GIANTSTAMP/作詞:Kazuki Washiyama 作曲:Kazuki Washiyama

タイトルのスタンプとは実は印鑑

Washiyamaさんがビンテージギターを購入した際のエピソードが由来になっている部分です。

分割払いの大きな買い物だったので、印鑑を押す必要があったということ。

地球規模の巨人の足跡と比べると、手のひらサイズの小さな印鑑です。

まるで我に返ってビッグマウスが過ぎると思い直したかのように、急にミニマルな話になりました。

それでも思いきった決断という意味では、確かに「大きな1歩」。

音楽にも楽器にもこだわり抜いているWashiyamaさんです。

気軽に立ち寄った楽器店でこれはという名器と出くわしたら、手に入れずにはいられないことがわかります。

レーベル契約も含まれる?

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この曲の実話エピソードはギター購入とのことですが、もしかしたらレーベル契約も含まれるかもしれません。

偉大な巨人としてロックの歴史に功績を残すかどうかはわからない。

それでも高額なギターを購入する時も、レーベルと契約する際も印鑑を押すという大きな決断をしたはずです。

もちろん公言されていない以上、独自の深読みの域を出ません。

ただ、初の全国流通盤の表題曲としては言わずもがな。そう捉えることもできるのではないでしょうか。

ラストの歌詞はこちら

天地反転

どこかへ どこか遠くへ
このまま この地を去って
何かが 動き出した

出典: GIANTSTAMP/作詞:Kazuki Washiyama 作曲:Kazuki Washiyama

小さな印鑑の実話を膨らませ、地球規模の巨人が足跡を残すかのように「大きな1歩」を刻んだサスフォー。

結局、この偉大な始まりの曲をどのように締めくくるのでしょうか。

ラストの展開が気になるわけですが、ひとまず人類未踏の地へと飛んで行った模様です。

何しろサスフォーは私たち人間が知り得ないゾーンへと立ち向かうだけでなく、さらにその先を目指しています。

それはこれまでの歌詞で繰り返されていた「生と死が共存するような場所」なのかもしれません。

どうあがいても知りようがない世界観ですが、それでもそこへ向かって進み始めた感覚は伝わってきます。

無重力?

そのまま 空に落ちて
空に落ちた

出典: GIANTSTAMP/作詞:Kazuki Washiyama 作曲:Kazuki Washiyama

結果的にどうなったのかというと、何と天地が反転してしまいました。

大地を踏みしめるように大切なことを始めるとか、大事な契約をするというのはいずれも大きな決断です。

そういう地に足のついた話が展開されていたはずなのですが、いつのまにか無重力状態になっていました。

これが、これまでの歌詞で丁寧に積み上げられてきた結末。

つまり、「生と死」のような対極のものが背中合わせに存在する未体験ゾーンの先の世界なのかもしれません。

既存の考え方から解放されて、想像力を無限に働かせるイメージ。

実際には地球規模の巨人になることも、天を目がけて落下することもできないと認識しているはずです。

ただこのように歌詞として描かれるとありったけの想像力を働かせて脳内で世界観を構築することになります。

これが既にサスフォーの大きな功績、偉大な1歩となっている感じです。

もちろんせっかく何の縛りもない世界へと誘われたので、あなたらしい解釈を堪能されるといいでしょう。

最後に

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