もっと衝動的になって欲しい
愛してもいいかい? 揺れる夜に
あるがママでいいよ もっと 深く
狂おしいくらいに慣れた唇が 溶け合うほどに
ボクは… キミの… Vanilla
出典: Vanilla/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
印象的なサビに入りました。
「君」からもらう愛に物足りなさを感じていると前述しましたね。
「君」はとても理性的で冷静、そして心の壁がある女性な印象を受けます。
そんな「君」に「もっと理性を取っ払って衝動的に欲してよ?」と言っているのでしょうか。
「慣れた唇」とはどんな意味でしょうか?
「君」と「僕」で何度もキスをしてきた…。
もしくは「君」は男慣れした女性…どちらかの意味な気がしますね。
何だか情熱的な主人公と裏腹に心の距離感を感じる歌詞です。
そして情熱的なキスを「溶け合う」と表現。
これをアイスのフレーバーである「バニラ」と掛け合わせています。
もどかしい一方的な愛情
真面目でクールな「君」
「…ナンテ気取りすぎ」 そんなcoolなキミはplastic
熱い眼差しにはecologist その燃えるくちづけがもどかしい
出典: Vanilla/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
1番と同じく対照的な二人。
「plastic」は「プラスチック製品」や「人工的」という意味。
クールで情熱的でないというニュアンスでしょう。
「ecologist」は環境保全者という意味。
環境に配慮した製品などを「エコロジー製品」とよく言いますね。
これは先ほどの「plastic」と掛け合わせているのでしょうか。
主人公の「衝動的」な性格との対比をしているのかもしれません。
1番での「道徳主義者」と同じような「真面目な人」という意味合いだと思います。
最後の行では、燃えるような「赤い」唇が主人公を誘っているようですね。
それは求めていた「君」の姿
歪んでいくキミの顔が
ah 僕がボクでいられマスように
出典: Vanilla/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
冷静沈着な「君」の表情が歪む…。
「僕」が求めていた衝動的な姿に近づいているのでしょう。
それを見ている「僕」も気分が高揚しているようですね。
不完全燃焼な愛
愛してもいいかい? 揺れる夜に
あるがママでいいよ もっと 速く
苦しいくらいに 濡れた唇が 言葉なんてもう
君と… 僕not… Burning love
出典: Vanilla/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C
刺激的な歌詞ですね。
気分の高まりから「もっと」と求めているみたい。
もう言葉が出ないほどに高まり合っているのでしょう。
でも、最後のフレーズ「not Burning love」が気になりますね。
1番の「Vanilla」と読み方を掛け合わせた言葉。
「激しく燃える愛」に否定語の「not」がついています。
この不完全燃焼な歌詞は、冷静な「君」との心の距離感を表現しているのかもしれませんね。
君が手に入りきらない
満たされない愛
ah いくつ朝を迎えれば ah 夜は終わるのだろうか
ah 空に散りばめられた ah 白い花にかこまれていく
出典: Vanilla/作詞:Gackt.C 作曲:Gackt.C