slow(カイワレハンマー)は感動的な名曲！？気になる歌詞を徹底解釈！MVも観てね♪

社会に出た彼を待っていたのは、テレビやネットの評価を鵜呑みにした先輩たちでした。

「これだからゆとり世代は」といわれる日々。

しかし好きでゆとり世代に生まれたわけでもなければ、ほかの不特定多数の同世代といっしょにされるのも耐えられません。

嫌みばかり言ってくる先輩に、「うるせーよ嫌みな小太り!」といってやれれば一番いいのに。

おそらくあの頃、マイクを握りしめていたあの頃なら簡単に言うことができたのでしょう。

1人暮らしの部屋は6畳ほどの狭い部屋です。そんな中で僕は今日も溜め息をビールと一緒に飲み込んでいます。

そうすれば、明日はまた夢に一歩でも半歩でも近づけるような気がするから。お酒が入った今の勢いで、そんな歌を唄って歩いていきたいのです。

明日は夢に近づけると思って一歩だけ踏み出しても、景色はたいして変わりません。だからそこに戸惑いが生じるのは仕方ないことです。

それでも一歩ずつ歩を進めれば、いつかきっと正しい道に、夢にたどり着くことができるでしょう。

誰でもみんな夢に向かうための導火線を持っています。火をつけるすべを今は持たないだけ、タイミングを見計らっているだけなのです。

そうして誰もが夢を隠したまますれ違う交差点、青になればそれぞれの道を目指して歩き出します。

行く方向は違っても、夢という一つの目標に向かっているのは同じなのです。

そのためにはつらいことや苦しいこともひた隠しに、ポーカーフェイスで乗り切ります。

何処のどいつの導火線に火が点いているかなんてわかりません。どれだけの人間の導火線に火が点いているかなんてわかりません。

だからこそ俺たちが音楽で導火線に火を付けてやるといっています。

体を雁字搦めにするスーツはもう脱ぎ捨てました。俺たちの持つ力を、導火線に火を付けるその時までに磨いておくのです。

どんなに夢をあきらめようとしても、夢から離れようとしても、心だけは正直でした。

『俺は音楽を愛している』そう叫んでいる心を自覚したのです。