邪魔しないで 心のない言葉聞きたくないんだ
僕の描くストーリー 今に見てろほら
出典: impulse/作詞:AYAME 作曲:EREN
主人公は自身の奥底に眠らせていた「衝動」に忠実に生きる覚悟を決めたようです。
もう他人の言葉に惑わされることはないでしょう。
主人公が紡ぐ物語とは「衝動」の赴くままに人生を謳歌することです。
そのことは「挫折」「後悔」「羞恥」といったネガティヴな感情も受け入れる覚悟を意味します。
僕は...僕だ!
変化していくサビの意味
衝動 ?幻想? stand up right now!
なんとでも言え 決めたのは僕だ
we can be the change need it!!
ワガママじゃない 何が悪いの?
出典: impulse/作詞:AYAME 作曲:EREN
主人公は「抑圧」から抜け出し、自身の『impulse』に従って物語を紡ぎ始めました。
ここでもう一度サビのフレーズを振り返ってみましょう。
『impulse』の曲中、サビが歌われる箇所は3回あります。
1番と2番、そして美しい旋律に包まれたCメロに続く楽曲の最終章です。
サビの持つ意味合いは主人公の内面の成長と共に少しずつ変化していると考えられます。
感情 解放 stand up right now!
僕は僕だ 這い上がってやる
we can be the change need it
感覚重視 どこが悪いの?
出典: impulse/作詞:AYAME 作曲:EREN
1番のサビでは「破壊衝動」は周囲の大人たち、すなわち彼らを取り巻く世界に対して歌われています。
しかし2番のサビになるとその「破壊衝動」は主人公の内面に潜む弱さに向けられるのです。
そして『impulse』のラスト、「通過儀礼」を経た主人公は再び世界に向けて叫びます。
しかしその対象は対立する大人たちではなく自身と同じ葛藤を抱えるまだ見ぬ同志です。
自分の信じた道を突き進め!
全部嘘かくだらない
言い訳だらけ つまらないな
それでいいのか?
It's none of your business.
僕は僕だ
出典: impulse/作詞:AYAME 作曲:EREN
自分で決めた道を突き進め!
そう力強く歌われるラストバース。
「変わりたい」と願うのはより強く成長するためです。
その道程は想像以上に高く険しいのかもしれません。
挫折しそうになるたび、自身に向け「立ち上がれ!」と鼓舞する姿には気品さえ感じさせます。
以前ならば自分に向けられていた「抑圧」への断罪の言葉。
今はより開かれた世界に向け発せられるようになりました。
『impulse』は世界中の鬱屈した気持ちを抱いている人々に向けたメッセージソングです。
世間の戯言に惑わされないで、君も自分を信じて突き進め。
そうAliAは伝えようとしているのです。
最後に
今回は世界が注目するニューカマーAliAの『impulse』を紹介いたしました。
まだ楽曲として残されているのは『AliVe』に収録されている7曲のみ。
そのどれもが恐ろしいほどの完成度なことからもすでに新しい動きは始まっていると考えていいでしょう。
今からでも遅くはありません。
ぜひAliAのステージをその目で確かめておきましょう!
AliA OFFICIAL WEB SITE
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