悔しい想いが込み上げる
You are a liar ウンと嫌なこと起こればいいのに
You are a liar 私はバレてないから偉いの
出典: オンナは変わる/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
”You are liar”、あなたは嘘つきという意味ですが、この英語は本当に屈辱する時に使う英文です。
「もう最低な奴」というぐらい、ひどい表現で使います。
それに加えて、彼の不幸まで願っている主人公。
女性の執念が伝わるシーンです。
私はバレてないというのは、それこそ嘘でしょう。
話の筋から言って、主人公の女性は彼のことだけ想っていたように感じます。
嘘をついているとすれば、「相手はあなただけじゃない」といった嘘ですね。
恋占いの結末
あなたは知ってる?
多分知らない
あなたのせいだから
隠せなかったのが悪い
嘘が本当に本当が嘘に 最後の花びら何になる?
出典: オンナは変わる/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
彼のことだけ好きだった主人公の女性。
彼の方は、それに気づいていないようです。
女性の方は想いを温めていたのに、彼は嘘だらけだった。
子供のころのように、花占いをしてみます。
もしかして、彼の嘘はそのまた嘘じゃないかしら……。
心のどこかで、まだ期待している自分が嫌になりそう。
私の心までは変われない
王子様だと思ってたのに
女は変わるのあなたがいぬ間にちょっとずつ
だからって怒るのは筋違いよ
戸惑う男をよそに美しく
そんなに好きなら何で他の女に
馬鹿みたいな優しい表情してるの
だからこんなに差が開いちゃったのよ
出典: オンナは変わる/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
花占いの結果がどちらでも、もう修復できそうにもない二人。
主人公は、もう一度繰り返します。
”女”は変わるのよ!
あんたなんか死ぬまで王子様になんかなれやしないわ。
うんと綺麗になって、後悔させてやる!
あがく女性の、実は未練いっぱいな心を隠す”嘘”が辛いです。
夢はやっぱり夢だった
一体全体どうなってるのよあんぽんたん
きりきり舞いで感情がストップしちゃったよ
嫌だわ、私が踊らされてたの?
知り過ぎたようにみえて
本当のこと何も知らない
オンナは変わるけど
何故か私は変わらない
出典: オンナは変わる/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
ついに嫉妬が渦を巻き、彼に罵声を浴びせる主人公。
わかってたはずなのに、あの人は嘘つきだって。
だけど、どこかで信じてた。
王子様はやっぱり夢の中なの?
”オンナ”というカタカナ使いがここで初めて出てきます。
見た目はすっかり変わるけれど、”私”という中身は全然変われなくて、今でも王子様を探してる。
でも、夢は終わったわ。
想う女と想われる男。
夢と現実の違いを知って、切ない主人公の女性。
女性は”オンナ”になっても、白馬に乗った王子様を夢見るものです。
けれど”オトコ”は現実的。
そのあたりの温度差は、恋人たちがクリアしていかなければならない課題です。
世の男性陣よ、女の子の気持ち、わかってあげてください。