【オンナは変わる/ゲスの極み乙女。】MVの砂の城が意味深…歌詞と共に解説！『好きなら問わない』収録曲

今回も圧巻の演奏で魅せた、ゲスの極み乙女。の4人。

ゲスの極み乙女。は、楽器がまるで息をしているように、パフォーマンスを繰り広げるバンドです。

一人一人の音色がハッキリしているのに、なぜ喧しくならないのか。

絶妙のバランスで演奏しているからですね。

躍動感たっぷりのベースラインに、パンチの効いた抑揚のあるドラム。

タイミングよく裏メロを入れたり、美しいコードを奏でたりと、華を添えるキーボード。

ヴォーカルのファルセットが、妖艶なコーラスと溶け合います。

間奏ではそれぞれが見事なソロを披露。

珠を転がすように綺麗なギターの音に、緊張感のあるベースの低音でのリズムが続きます。

ドラムのハイハットからのクレッシェンドで気分が高揚し、キーボードのソロはベートーヴェンの有名な旋律。

知らない人はいない、日本では「運命」と呼ばれる交響曲第5番からの引用になります。

ベートーヴェンが好んで使ったモチーフで、聴く人へインパクトを与えるのに効果絶大です。

緊張した雰囲気をヴォーカルの叫びが打ち破り、曲は後半へ。

流れるようなゲスの極み乙女。らしいメロディーに戻り、納得いかない女心を説き伏せるように明るいコードで曲は終わります。

2018年6月27日

Twitterから、「オンナは変わる」のMVを演出した山田健人監督のツイートです。

砂の城は、王子様とお姫様が暮らす、幸せの象徴でしょうか。

はじめから、すぐ崩れてしまう砂で出来ているところが切ないですね。

一発撮りで、緊張感を閉じ込めてあるとは驚きました。

それなのに全員がグルーヴしていて、信じられないレベルの高さです。

まさにライヴさながら、臨場感溢れ、なおかつ芸術的なMVでした。

おしまいに、タコさんのロゴが登場しました。

ヴォーカル&ギターの川谷絵音が新しく発足したレーベルのロゴで、レーベル名は「TACO  RECORDS」（タコレコーズ）。

「好きなら問わない」が、TACO  RECORDSからの最初の作品となります。

これからゲスの極み乙女。は、TACO  RECORDS所属となるわけです。

全国ツアー「ゲスなのか、タコなのか」というネーミングも、そこから付けられたわけですね。

ゲスの極み乙女。は、いつも個性的で、観て聴いて楽しめるMVを届けてくれます。

曲を聴くだけでも十分な充実感なのに、MVにはまた、メンバーやスタッフのこだわりが感じられるのです。

これからもゲスの極み乙女。は、いい音楽を、聴いたことのない演奏を作っていくという勢いが伝わります。

そして、見事にやり遂げてくれるのでしょう。

ファンとしても、ゲスの極み乙女。について語り尽くせないですが、他の記事を載せておきます。

併せてお楽しみください。