ビンタされるMVが目を引く「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」
今回紹介するのは2014年の2月にリリースされたFLOWの「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」です。
インパクトのあるタイトルでアニメ「サムライフラメンコ」の主題歌にも起用されていました。
これぞFLOWといった曲調のロックサウンドです。
PVも印象的で、女性にひたすらビンタされたり、剛速球を投げられたりしています。
歌詞に込められている意味は何なのか。
バイバイするのは一体誰なのか、その真相に迫ります。
主題歌になっているアニメ「サムライフラメンコ」とは?
自分の力だけで「正義の味方」になろうとするファッションモデルの青年と、特に正義感を持たない警察官の青年の二人を主人公にした作品。「真のヒーローとは何か」をテーマに、次々に起こる事件の中でヒーローとして、そして人間として成長していく姿をコメディやシリアスを交えながら描く
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/サムライフラメンコ
後期OP主題歌を歌うFLOWのメンバーがゲスト出演し、KOHSHIとKEIGOとIWASAKIが第19話に、TAKEとGOT'Sが第20話に登場している
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/サムライフラメンコ
主題歌となっている「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」はアニメにピッタリの曲調となっています。
では、その歌詞はアニメの内容に合ったものなのでしょうか。
アニメを知っている人は、このあとの歌詞解説でそのあたりもあわせて考えてみるといいかもしれません。
気になる歌詞を解説!
くすぶっている現状
ほっといて どうなったっていいや
すべて投げ出したいけど
まだこの世界に ぶら下がってるんだよ
どっかで 諦めてないんだ
まるで夢物語 輝かしいそんな明日を
出典: 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ/作詞:Kohshi Asakawa 作曲:Kohshi Asakawa
まず、歌いだしはこのような歌詞になっています。
この曲の主人公は夢を諦めきれていない人です。
歌いだしの3行は投げやりで、現状に満足出来ていない心情が表れています。
現状から逃げ出したいことがうかがえますね。
とはいえ、逃げ出してしまっても具体的な目的地がまだないのでしょう。
もしくは、目的地はわかっているけれど、そこにたどり着くための方法がわからないのかもしれません。
「まだ~」の3行目の歌詞からは現状を目標もなくただ過ごしている、そんな様子がうかがえます。
もがいているいる現状
信じれば 救われると 言ってくれよ こんな時代でも
誰かを そう何かを信じていたい自分がいる
出典: 愛愛愛に撃たれてバイバイバイ/作詞:Kohshi Asakawa 作曲:Kohshi Asakawa
主人公が社会で揉まれ、理想と現実とのギャップにもがいている様子が窺えます。
1行目の歌詞の前半が理想なのでしょう。
一方で、「こんな時代」の部分が現実を指しているように感じられます。
2行目の部分では、何かにすがっていないと壊れてしまいそうな繊細な心情を表現しています。
後ほどご紹介するPVでは女性にビンタされるシーンが登場します。
これは理想を追い求めている主人公を突き放しているシーンとも捉えられそうです。