歌詞を解釈

それでは気になる歌詞を見ていきましょう。

1曲通したときにタイトルに対して「そういうことか」となるような内容になっていますよ。

是非最後までお付き合いいただければと思います!

何もかも忘れたい

思い出とかも Tシャツとかも
灰皿とかも 綺麗にしてさ
少しだけでも 忘れてみたい
預金残高と きみのこと

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ

大切に想っていた人を忘れたいというこの部分。

これは失恋したことを意味するものでしょう。

忘れようと思ってやったのは、思い出の品を捨てること。

目に入れば思い出してしまいますよね。

そして預金残高を気にしたくないというのは、何もしたくないという気持ちの表れではないでしょうか。

お金がないという現実を目の当たりにしてしまったら、ぼーっとしているわけにはいきませんよね。

なんでもいいよ たわいない事
それともなにか 大きな事件
カレーの匂い 漂う頃に
ひとりぼっちになるだろう

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ

この部分でも「思い出したくない」という気持ちが描かれています。

失恋?ああ、そんなことあったっけ」といった感じでしょうか。

本当は大きな事件だけど、たわいもないことと言って誤魔化してしまう強がりが切ないですね。

カレーには夏のイメージがあります。

主人公が失恋したのは夏だということでしょうか。

気持ちの整理とは

だんだんなんでも慣れていく僕たちのかんたんな孤独
もうどんなに泣いてもだめだってことさ

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ

失恋したばかりの頃は悲しくてあんなに泣いたのに、今は思い出しても涙も出なくなったという主人公。

これは気持ちの整理がついたということでしょう。

しかし主人公の言い分は「泣いても無駄だから」というもの。

涙が出なくなったのは、諦めの気持ちからだと言います。

よく言う気持ちの整理というのは、諦めのことなのかもしれません。

後ろ向きなセリフが虚しさを煽りますね。

今に集中出来たら

思い出とかも Tシャツとかも
灰皿とかも 綺麗にしてさ
少しだけでも 忘れてみたい
昨日のことと 明日のこと

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ

昨日のことを振り返っても変えることはできません。

また、明日は明日の風が吹くという言葉の通り、明日のことをいくら考えても、明日にならないとどうなるかはわかりません。

考えても仕方ないとわかっていても考えてしまうのが人間ですね。

この部分は「今のことだけに集中出来たらどんなに生きやすいだろう」のような意味が込められているように感じます。

なんでもいいよ たわいない事
それともなにか 大きな事件
いつか忘れる感情だから
より愛しく思うよ

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ

失恋したこの苦しも、その人を好きだったときの気持ちもいつかは忘れてしまうもの。

今しか感じられない気持ちのかけがえのなさがここでは表現されているのでしょう。

人生は短い

だんだんなんにも感じなくなる僕たちの限りある時間
もう想像なんてできないほどのスピードで駆け抜けてく

出典: どうでもよくなる/作詞:牛丸ありさ 作曲:牛丸ありさ