今夜はお酒で…恋は消えないけれど

こころ こころ乱れて
飲んで 飲んで酔いしれる
酒に恨みは ないものを
ああ 長崎は今日も雨だった

出典: 長崎は今日も雨だった/作詞:永田貴子 作曲:彩木雅夫

出会いのきっかけにお酒がありました。一緒にお酒を飲むうちに弾んだ会話。

酔っぱらってわがままになる私の話を聞いてくれたあなた。

お酒の席だから優しくしてくれたなんて思ってはいません。

あなたも心から私との話を楽しんでいました。私に残されたあなたの声は消えないまま。

私からあなたが消えるなんて信じられないのです。

一夜のその時だけの恋と思っていたのはあなただけ?それよりも恋なんて感情は無かったの?

捨てたはずの恋は、心の中を次々と暗い思い出で埋めていきます。

思いを断ち切れない私が悪いのは分かってはいるけれど、心は後ろを振り返ったまま動きません。

今夜はあの夜と同じお酒を飲もうかな?それですべてを忘れてしまいたいけれど…。

誰も教えてくれない恋の忘れ方。だから今夜はお酒を飲むしかありません。

ドアが開いてもあなたがこのお店に入ってくることは無いのだから。

雨が似合う街で出会った、涙が似合う恋。今夜も雨の音が静かに聞こえます。

最後に

どこか思わせぶりで余韻を残すタイトルの「長崎は今日も雨だった」。

歌詞は歌に出てくる主人公の恋を悲しみの雨で覆うように語りました。

次第に自分の恋に酔っていく主人公を、突き放すように歌う前川清さんの声。

重い恋だけどそこに降るのは優しさもある長崎の雨。

明日になれば、雨と涙が止むという祈りを込めて歌は終わりました。

この後も切ない系の恋の歌をご紹介します。

タイトルは福山雅治さんの「流れ星」。

好きだけどその中で揺れる心歌詞になりました。

もしかして自分のことを歌にしたの?と、福山雅治さんに聞いてみたくなる人もいるかも…。

恋をしているのなら主導権を握るのは私自身です。

だから今夜はもう帰ると決めるのも、恋を終わりにするのも自分。

自分で出した結論に責任を取るのも自分です。

別れが怖いなんて思わない、それも自分が選んだことだから。

落ち込むところまで落ち込めば、その後は浮上するだけ。

大人の恋は少しくらい強気な方が上手くいく?と信じながら今夜も星を探します。

願いを叶えてくれるはずの「ながれ星」。今夜の「ながれ星」は涙で滲んでいます。本音を言える相手は星だけなの…。泣くしかない夜の一コマが歌になりました。

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