全てはわたし次第
出典: 出典:夏の午後はコバルト/作詞:PORIN 作曲:atagi
自分次第な物事は日常生活にあふれています。
心が変われば行動が変わるとメジャーリーグで活躍した松井選手も発言しています。
元はウィリアム・ジェームズというアメリカの心理学者の名言です。
人や周囲を変えるためには自分自身を変えなければなりません。
逆にいうと他人を変えるためには他人ではなく自分の行動や考えを変える必要があるといえます。
まさに言葉の通り全ては自分次第で決して人のせいにはできないということです。
何事も人のせいにせず自分で行動することの決意を感じさせます。
ありのままの自分で
どこまでもいける 私を見つける
ありのままの歩幅で
失敗も間違いもさらけだしていたい
子どもみたいになって笑う
夏の午後に夢見る
出典: 出典:夏の午後はコバルト/作詞:PORIN 作曲:atagi
サビはツインボーカルの見せ所ともいえる男女のハモリパートです。
ユニゾンで始まって後半にかけて声が絡まりあっていきます。
テクニカルなハモリではありませんが、さらっと歌い上げておりセンスを感じる瞬間です。
カラオケで友達や恋人とハモることが出来たら良い雰囲気になるかも知れませんね。
歌詞はありのままの自分で生きていきたいというBメロを踏襲している形です。
自分の足の幅のまま、誰にも合わせることなくどこまでも進んでいく。
失敗や間違いを臆することなく人にさらけ出して嘘や誤魔化しをしない。
子供のように笑うというのは計算をせずに感情を表すことでしょうか。
詩を書いたPORINが自分らしさをどういう風に思っているのかを表現した素晴らしい歌詞です。
そんな状況を夏の午後に夢見ているということは、まだ道半ばで叶えられてはいないのでしょうか。
いろんな想像をしながら気が付いたら夏の午後、現実は少し寂しいです。
しかし確実に午前とは違う気持ちになっている、そんな情景が浮かんできます。
美しい日々に必要なもの
イメージの先とは
笑い飛ばされたって 素直な言葉
自由気ままに伝えたいの
イメージのその先へ
出典: 出典:夏の午後はコバルト/作詞:PORIN 作曲:atagi
笑っているのはだれなのでしょうか。
仲の良い友達か世間か。
いずれにしても自分をさらけ出して生きるということはそれなりにリスクがあります。
素直な言葉を伝えるということは、時に人を傷つけてしまうことがあるのです。
しかし、そこを乗り越えていかなければなりません。
自分がイメージしている言葉を伝えることは大切です。
しかし、それ以上の言葉を紡ぐためにはもっと自由な発想が必要になります。
誰かに遠慮していては本当に自由な発想は出てこないのではないでしょうか。
そんな決意にも似た歌詞です。
流した涙の分だけ優しくなる
流した涙だって 優しい心
作りだしていく そう思うの
過ぎし日々美しく
出典: 出典:夏の午後はコバルト/作詞:PORIN 作曲:atagi
つらい時や悲しい時自然に涙があふれる瞬間を経験した方も多くいます。
痛みなどの物理的反応で涙が流れる生き物はご存じでしょう。
しかし動物の中で感情的な高ぶりによって涙を流す機能があるのは人間だけだそうです。
そうした特別な感情を生み出すきっかけとなる出来事を無駄にしないためにはどうすればよいのでしょうか。
それは人に悲しみを与えないように、傷つけないように優しい気持ちを持つことです。
過ぎてしまったことはもう取り戻せませんが自分を成長させることはできます。
過去を美しく彩るためには過去を後悔することではありません。
過去の自分から何を学び、どのように活かすかということになるのです。
コバルトが示すもの
ひと筋の光 コバルトを放ち
ありのままの心で
最高な幸せと見つめ合っていたい
子どもみたいになってはしゃぐ
夏の午後に輝く
出典: 出典:夏の午後はコバルト/作詞:PORIN 作曲:atagi
コバルトとは本来銀白色の鉱物ですが、アルミニウムと化合することで青く発色をします。
そのため古くから青い顔料として利用されており、コバルトといえば青色というイメージがあるのでしょう。
コバルトブルーは絵具としても利用されており、海や空を描く際には必要な色です。
マリンブルーやスカイブルーも元はコバルト顔料を元に作られていました。
歌詞のコバルトはおそらくコバルトブルーを指していると考えられます。
雲間から太陽の光がこぼれ海に反射しコバルトの光の筋ができる。
そのような状況を描いているのではないでしょうか。
光の筋は遮るものがない限りまっすぐに直進します。
光で素直な気持ちそのものを、コバルトブルーで純粋な心を表現しているのです。
どちらも次のありのままの心にかけていることが分かります。
最高の幸せと見つめ合うということは相手もこちらを見ているということです。
ドラマの内容と重ねて考えると恐らく恋人の存在ではないでしょうか。
愛し合う人と子供のように素直な気持ちではしゃいでいる情景が浮かんできます。