「雨の物語」(イルカ)の歌詞に込められた意味とは...！？弾き語りしたい名曲！ギターコード譜あり

物語の１ページ目はドアの前に立つ君の姿から始まります。僕の部屋を訪ねてきた君、その時から幸せな結末には決して終わらない物語が展開していきます。

ドアに書かれた、とても悲しい物語。この物語の主人公は僕だったのですね。

 小さな傘しか持っていなかった君の肩が濡れています。本当なら今日は楽しい１日になるはずだったのかもしれません。でも何らかの理由で中止になった雨の日。

どこに行こうかと彷徨っていたら、気が付けば立っていたドアの前。ここにきても、君は幸せになれることは無いと分かってはいたはずです。

好きだった人に別れを告げられた、一時避難の場所と分かっていても、ドアの前に立つことを選んだ君。

 別れを告げられた相手とは、化粧ポーチを持って会いに行く間柄だったのでしょう。でももう終わりました。

君のことが気になっていても、本命彼氏がいれば僕は引き下がるしかありませんでした。気にかかっていた君が目の前にいるけれど、彼の代わりに僕はなれない。

今の僕ができることは、君を部屋に迎え入れることだけ。君が彼を忘れることを隣で見ているだけ。

君がこのドアから出て行くことが出来るようになるのを、待つだけです。

別れたことをすっかり過去にして、立ち直るまでの時間は人それぞれ。私は大丈夫と思う人ほど、いざ別れを経験すると原状復帰には意外と時間が必要。

 外ではまだ雨が降り続いています。別れの悲しみが続く心はまだ晴れません。先が見えない、くもりガラスに涙のように雨が降り続きます。雨が降るのは君の心だけではありません。

 僕の心にも涙のような雨が降り続いています。好きな君を目の前にしても、告白できない僕の優しさが現れた歌詞です。

 草食とか覇気が無いという判断は下さないで欲しいのです。あくまで争いを好まない、繊細な人間関係を築く人と思って下さい。それが正やんの世界…

歌い始めの「化粧する～ふと思いながら」までは、Am・Emの2つのコードで進行します。

「窓の外は雨」から始まるサビ「Am→A7→Dm→G→C」で滑らかに静かに盛り上げたいですね。

ギターの弾き語り難易度は初～中級レベルです。イルカさんや正やんを目指すなら、どこかでアルペジオも入れますか。

歌詞は分かりやすい内容なので、こちらをしっかり暗記してギターに集中をしましょう。もしくはギターは出来る所だけを弾いて、語りに力を入れるのもアリです。

語るように歌って、聴き手にしっかり言葉を届けるのは意外と難しいモノ。人前で披露したいときは少し練習をしてからがおススメかも。バイブス感じて盛り上がる歌では無い故に、歌唱力が必要ですよね。

イルカさんと伊勢正三さんのジョイントコンサートが行われます。雨の物語となごり雪、期待しちゃいましょう。

2月25日の山梨のコラニー文化ホールには息子さんの、神戸冬馬さんも参加予定。ジョイント・ソロ共に、チケットは絶賛発売中、お早めにお買い求め下さい。

悲しい別れを歌った歌です。降り続く雨の中の風景は悲しいシーンが、次々と現れます。でもそれを俯瞰した時、この物語は目の前の君(女子)の恋についてだけを歌っているのではないことに、気づきました。

 僕(男子)の恋もこの中にしっかりと織り込まれています。君である女子は男子である僕の気持ちには気づいていないのか、気づかないふりをしているのかも、気になるところ。

 俯瞰する立場としては、気づかないふりから、この後2人がカップルになってくれることを願いたいのですがいかがでしょうか?

でも結局22才でまた別れてしまうと思うと、ホント切ないですね。正やんが作った歌で、恋愛成就を果たした例はほとんど無いようです。ファンとしてはそこが、萌えポイントでもあるんですけどね。

悲しいだけの別れは、イルカさんの声で違う色を見せてくれます。作り手と歌い手で、歌をブラッシュアップした瞬間です。

いつまでも歌い継がれる歌との出会いに感謝して、記事を終わらせて頂きます。次は海岸通を聴こうかな…