ミニアルバム「0.02」に収録されている「君の涙が乾く頃」
人気ロックバンドFOMAREがリリースしたミニアルバム「0.02」。
そのミニアルバム内に収録されているのが今回紹介する「君の涙が乾く頃」という曲です。
FOMAREといえば、失恋した男女の心情を描いた作品が多いバンド。
しかし、この楽曲は男女の絆をテーマにしています。
また、見方によっては友達同士の絆を描いているように感じられる曲でもあります。
「君の涙が乾く頃」はとても軽快でノリノリなロックサウンドになっています。
メンバーの少年時代を描いたMVをチェック!
田舎を舞台にした少年たちの大冒険は必見!
歌詞の意味を解説する前に、MVの内容についても簡単に紹介しますね!
この楽曲のMVは、メンバー(アマダさん、カマタさん、卓弥さん)の子供時代を描いています。
田舎の大自然を舞台にした心温まる作品になっているのが大きな特徴です。
MVの冒頭で登場するのは、青いシャツを着た少年と黄色いシャツを着た少年の2人。
その2人の背後から「かまたー、たくやー」と呼びかける声がします。
つまり、この青いシャツを着た少年と黄色いシャツを着た少年は、カマタ少年と卓弥少年です。
そして、呼びかけていたのは縞々模様のシャツを着た男の子、アマダ少年。
MVではこの3人の少年たちを中心に物語が進んでいきます。
まず、この3人は大きな橋のかかった川へと遊びに行きました。
その橋の上でジャンケンをする3人。
ジャンケンで負けたのはアマダ少年です。
すると、アマダ少年は着ていたシャツを脱いで、橋の上から川に向かってダイブします。
かなり高さのある橋から飛び込んでいるので、スリルのある映像になっているんですよ♪
アマダ少年が川に飛び込んだ後は、3人とも川に入って楽しそうに遊んでいます。
川の水をかけ合いっこしてはしゃぐ3人の姿はとても無邪気…!
3人とも実際にこんな子供時代を過ごしたのかな~なんて思えるようなシーンになっています。
川遊びが終わった後は、木が生い茂っている森のような場所を探索する3人。
秘密基地によく立ててあるような大きな旗を抱えているので、多分基地作りをしたいのでしょう。
徐々に日も暮れてきている中、薄暗い森を歩いて行く少年たち。
すると、森の奥から得体の知れない光が出てきて3人を照らしました。
その光にびっくりして3人は一目散に森から逃げていきます。
少年たちが歩道に逃げてきた頃には、もうあたりはすっかり夜。
そんな中、再び3人を照らす光がありました。
振り返るとそこには大きな花火が上がっていたのです。
綺麗な打ち上げ花火が夜空に上がるシーンでこのMVは幕を閉じます。
懐かしい気分に浸ることができる少年たちの物語は、見ている人を釘付けにすること間違いなし!
YouTubeにもフルサイズのMVが上がっているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
2人の絆に涙…!感動的な歌詞の意味を解説!
それでは歌詞の意味について解説をしていきましょう。
先ほど紹介したMVの内容を見てみると、友達同士の絆を描いているようにも思えるこの曲。
しかし、歌詞をよく観察してみると恋人同士の絆について歌っているような気もします。
ということで、今回は「友達同士の絆」と「恋人同士の絆」の両方から考察していきますね!
筆者独自の解釈ではありますが、楽曲を聴く際の参考にしていただけたら幸いです。
歌詞を順番に解説!
感極まって泣いている主人公
うるうると 流れてくる
この涙には意味があって
君の余韻 忘れてしまう前に
掴めそうなうちに離さない
言葉を今
出典: 君の涙が乾く頃/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ
この歌詞の主人公は、恐らく男性でしょう。
その主人公である男性が何らかの理由で泣いている歌詞から歌が始まります。
そして「君」というのは、男性にとって大事な人であることが分かりますね。
この「君」が恋人なのか、それとも友達なのかは不明です。
「君の余韻」というのもかなり曖昧な表現なので、さまざまな解釈ができそうですね。
もし"君=恋人"であるのなら、スキンシップした後の余韻のことを指しているのかもしれません。
もし"君=友達"であるのなら、何か熱い言葉をもらって感極まった時の余韻かもしれませんね。
「君」と交流する中で、この主人公の心にグッとくる"何か"があったのでしょう。
その"何か"の余韻に浸っている状況を描いた歌詞ではないかと考察しました。
ネオン街を歩く2人
君の余韻が残って
お酒が回るよう
街のネオン光が
僕たちを照らすよ
出典: 君の涙が乾く頃/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ
主人公と「君」がいるのは、ネオンの多い街中。
「ネオン光」という言葉が出てきているので、夜の時間帯であることが分かります。
「君」が恋人だった場合、2人で熱い夜を過ごした後なのかもしれません。
また「君」が友達だった場合、夜の街で飲み明かしながら熱く語った後なのかもしれませんね。
どちらにせよ、主人公の気持ちはかなり高揚していい気分になっていることが読み取れます。
テンションが上がったまま街を歩く主人公たち。
街中のネオンがその気持ちをさらに盛り上げてくれているようなそんな気分なのでしょう。