今、FOMAREがアツイ!
群馬県発のスリーピースロックバンド。
活動歴はそこまで長くないので作品はまだ少ないのですが、急激に伸びてきているインディーズバンドです!
さわやかなルックスに、直球に思えてさりげない仕掛けの光る楽曲。深い物語が隠された歌詞。
密度の濃いライブスケジュールからも、彼らの勢いを伺い知ることができます。
今後さらにブレイクするのは間違いないでしょう!
王道ロックナンバー「stay with me」を紹介!
今回は2017年6月にリリースされた、FOMAREにとって初の全国流通シングルより、表題曲である「stay with me」を紹介します!
楽曲の内容は、切なくもさわやかに駆け抜ける王道ロックナンバー。
耳なじみのいいメロディに、3人の息の合った演奏。
しかし王道に見えて一捻り加えられているのがFOMAREらしさなんでしょう!
ベースとボーカルだけで始まる歌い出しは、シンプルながらにインパクトがあります。
これは少し珍しい、ベースボーカルならではのアレンジではないでしょうか。
また、急に音圧とテンポを抑えてトーンダウンする曲の締めくくりにも意表をつかれます。
うーん!仕掛けてますねえ!
古いビデオテープを思わせる色褪せた演出が施されたPVも、曲に含まれるイメージによく合っています。
そして熱のこもった演奏がカッコイイ!
彼への積もる想いとは?「stay with me」の歌詞に迫る!
男性が歌う女性の気持ち
「stay with me」の歌詞には、一人の女性の切ない想いが込められているように感じます。
男性が女性の気持ちを歌う曲は多くありますが、なぜか沁みるものがありますよね。
男性が女性の気持ちを理解するのは難しい面もあります。
だからこそ、一生懸命想像して描く。
それゆえに沁みるのかもしれませんね。
ここから、「stay with me」の歌詞を見ていきましょう!
冬の夜私がまた あなたを汚していた
傷ついてまた泣き止んで繰り返す夜が嫌いだ
出典: stay with me/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ
ベースとボーカルのみで演奏される歌い出しの部分。
この歌詞から読み取れることは、主人公と想いを寄せる彼が関係を持ったということ。
そしてなぜか傷ついてしまう出来事があったということです。
主人公は一体なぜ傷ついたのでしょうか?
曲が進むにつれて、真相が明かされていきます。
その場限りの関係
恋もなければ愛もない しょうもないけど愛しくて
恋しいのにまた馬鹿をしてる
見つけた未来は一瞬で 朝になったら消えていて
どうして私のあなたは 何処にいるの
出典: stay with me/作詞:アマダシンスケ 作曲:アマダシンスケ
曲の構成が少し変わっていて、このBメロは一度しか出てきません。
この部分から伝わってくることは、主人公と彼の関係性です。
二人は恋人関係ではなく、馬鹿なこともいい合える仲の良い友達なのでしょう。
そしてやっと彼と交わることができたと思ったら、次の日にはなかったことにされていた。
その場限りの関係があったのでしょう。
ここで冒頭で主人公が傷ついていた理由が明らかになりました。
冒頭の歌詞の内容から、この出来事が一度ではないことも伝わります。
主人公の気持ちを思うと、胸が締め付けられます。