青春の一コマのようなダンス
セーラー服で統一
統一されたセーラー服に黒のローファー。
ひざ丈のスカートが映えるダンスで青春の香りを感じさせます。
写生大会のパートではベレー帽をかぶったU-19選抜2018。
カンバスでは細い筆、太い筆、外壁塗装用のハケを使用しています。
それぞれが好きな道具で絵を作成。
なかなか発想が豊かですね。
何の絵を描いているの?
二列縦隊で向かい合うメンバー。
絵を描いているのは分かりますが、一体全体何を描いているのでしょうか?
正解は似顔絵。
正面にいるメンバーの顔を描いています。
カンバスの中央に小さく顔を描く人。
背景の方が目立つ人。
枠ギリギリまで顔で埋まっている人。
背景を花びらで飾る人。
まさに十人十色です。
得手不得手に関わらず個性が出ていますね。
アイドルとして活動するには個性が必要です。
スカートの花が美しい
見どころは回転ダンス
MV「おはようから始まる世界」の見どころは 1:02。
カメラを上空から撮影することでスカートの回転が美しい花のようです。
衣装が灰色と地味な分、回転ダンスが映えます。
緩急つけた演出が粋ですね。
また、スカートがひざ丈までと長めなのでより華麗になります。
まさにカメラアングルを知り尽くしたカットです。
ダンスを上空から俯瞰(ふかん)できるのは鳥ぐらいです。
羨ましい限りですね。
セーラー服とベレー帽が斬新
MV「おはようから始まる世界」には小道具としてカンバスが登場。
そのため、ベレー帽とセーラー服という素敵なファッションになっています。
帽子一つで気分はフィンセント・ファン・ゴッホ。
画家魂が降臨したのか、U-19選抜2018はノリノリで筆をとります。
個性豊かな芸術が完成していく様はウキウキさせてくれますね。
ハンチング、ベレー帽、キャスケット、ニットキャップ、コック帽。
職業ごとに多様なキャップがあります。
手塚治虫の影響か、ベレー帽には芸術のイメージがあります。
しかし、アメリカでは陸軍特殊部隊群がかぶるキャップ。
凛々しい印象を抱く米国人が多いのです。
文化や風土によって異なるベレー帽。
U-19選抜2018はキュートに着こなしています。
セーラー服の隠された視覚効果
初めてMVを見た読者の中に地味な色の制服と感じた方もいるでしょう。
それもそのはずテーマは絵画です。
あえてセーラー服の色を抑えることでカンバスや絵を引き立てているのです。
カラーとモノクロの比較。
MVは色使いもきっちり考えられて作成されます。
そのため、セットや床、小道具が派手に感じられたことでしょう。
暗色の制服にはしっかりとした効果が加えられていたのです。
奥が深いですね。