歌詞に登場する人物は、僕と君の2人。これはゲームに登場するユーリとフレンを示しています。

先ほども書いたように「鐘を鳴らして」はユーリから見た視点で描かれている歌詞です。

ユーリはフレンと騎士団で働いていた時期がありましたが、ある事件をきっかけに騎士団を辞めています。

小さな頃から一緒に過ごしていたフレンと離れていることが、【君に背を向けて久しく】という表現になっているのでしょう。

光は影の影は光の
果てまで付いて行くのだろう
僕が笑って生きていたのなら
鐘を鳴らして君に知らせよう

出典: https://twitter.com/kasi_bot_me/status/935275437919371265

光と影は表裏一体です。光は影、そして影は光にとって離れることのできない存在なのです。

ゲームでは自分の思う正義を貫くダークヒーローのユーリ真正面から正論で罪を裁く騎士フレンの2人のストーリーが描かれます。

光の裏には影ができ、影は光がなければ存在できません。

2人はお互いがいることで存在を得ることができるのかもしれません。

対極にいるからこそわかるもの

世界は白か黒 平和か争い
heads or tails you and I light and dark ups and downs
その真ん中で僕たちは いつか 出会い 手をつなぐだろうか

出典: https://twitter.com/BONNIE_P_songs/status/930696778437070848

白と黒、表と裏、対極にいる2人はお互いの信じる道では出会うことができません。

それでも2人が親友であり、心を許せる仲間であることには変わりないのです。

光は影の影は光の
果てまで付いて行くのだろう
雲が陰って空が泣いたら
鐘を鳴らして 君を探すよ

出典: https://twitter.com/bonnie_pink_bot/status/928058601414934528

相容れない立場だったとしても、相手のことを気にかけ続けているのです。

もしも君が落ち込んでいるときには、君が僕の存在に気付いてくれるように鐘を鳴らそう、そして君に会いたい。

お互いが大切な存在であるのに、信じているものが違うという決定的な違いがあることで上手くいかない。

ゲームでも終盤間際まで、ユーリとフレンは仲間になることが難しい状況が続きますが、最後にはフレンが仲間として世界を救うチームに参加します。

対極の立場であることで、お互いのことがよりわかることもあります。自分とは違うからこそ、大切な存在になるということもあるでしょう。

例え違う立場に立っていたとしても、自分の信じる道を進むこと、そしてお互いを尊重すること。

『テイルズ オブ ヴェスペリア』はテイルズシリーズの中でも、重いテーマを扱っています。

公式が発表しているジャンル名は【「正義」を貫き通すRPG】であり、「鐘を鳴らして」の歌詞では自分の正義を貫く2人の心情が書かれているのです。

光と影をイメージして作られた「鐘を鳴らして」

「鐘を鳴らして」は『テイルズ オブ ヴェスペリア』のために書き下ろされた曲なので、歌詞もゲームの世界観に沿っています。

対極にいる男性キャラの友情を書くと共に、相手を思う気持ちが書かれています。

『テイルズ オブ ヴェスペリア』のストーリーを知ると、より「鐘を鳴らして」の歌詞を理解することができます。

是非ゲームのストーリーとリンクした「鐘を鳴らして」の世界観を楽しんでくださいね。

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