彼女は彼の失敗を理解し、それも愛ゆえなのだと全てを受け入れます。

リングのサイズが合わない、なんて致命的なミスですがそれを責めることだってしません。

初めてなのだから仕方がないですし、そんな彼も愛おしいのでしょう。

お互いが深く想い合っている様子が感じ取れる描写。大きな温かみを感じますね。

リングから始まった二人のドラマ

プロポーズで始まるウェディングソングは数あれど、この曲は違います。

彼が目測を誤って贈った初めてのプレゼントから、ドラマが始まるのです。

あの日から薬指にはいつでも
思い出のリングが輝いている

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

リングのサイズは合いませんでしたが、そこから深まっていく二人の姿が描かれていきます。

相変わらず少しドジな彼、想いも変わらず純粋なまま。

しかし、挙式に至るまでの道は決して平坦ではありませんでした

「幸せにする」そう言ってよ
不安にはもうさせないから

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

想いあう二人であっても、結婚という人生の節目を考えれば不安を感じてしまいます。

彼女を幸せにできるのか。彼でいいのか。

きっとその不安ゆえに衝突することもあったのでしょう。

しかしそうした壁をも乗り越えて、二人は心の面で成長していきます。

新しいドラマのはじまり

これまで二人で歩んできた道を振り返りながら、二人は挙式を迎えます。

二人が笑った日々もケンカした夜も
外さなかったその指輪を今日は外して
代わりにこれからの二人をずっと輝き照らしてくれる
新しい永遠のこのリングを送るよ

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

彼女はずっと外さなかった指輪を外し、新しい指輪をつける決意をしました。

それは彼の想いや決意、自信、あらゆるものが詰まった指輪です。

彼はサイズを間違わずに贈ることができたようですね。

このセクションで、過去を見ていた二人の視線が未来に向きました

ドジな彼に対する彼女の想い

少しドジでも純粋に自分を想ってくれる彼。

彼女がふと何かに迷ったとき、足を止めたとき、そっと支えてくれるのはいつも彼でした。

それを繰り返してきたからこそ、今の二人があるのです。

振り返れば支えられていた
あたしがいつもそこにいて
「この人だ」そう思えたのは
他の誰でもないあなただから

出典: 左手に咲いたリング feat. Noa/作詞:HIRO,Noa 作曲:HIRO,KENNY

彼の想いは最初から彼女にすべて伝わっていたわけではありません。

付き合いはじめたときは、いつもどこか抜けている人。

最初のリングをプレゼントされたときも抜けていたけれど、強く想ってくれている人。

長い時間をかけて彼の想いを少しずつ、そして全て受け止めることができたのです。

長い間の彼の真摯な態度を振り返り、プロポーズを受けたのでしょう。

未来に続くドラマ

挙式の日、二人は過去を振り返り、最後は未来に向かって歩き出します。