KEYTALKの「黄昏シンフォニー」とは
「黄昏シンフォニー」が主題歌として起用された「3人のパパ」ってどんなドラマ?
三軒茶屋のシェアハウスで暮らすゆとり世代の3人が、ある日突然部屋に置かれていた赤ちゃんと母親からと思われる書置きの手紙を発見したことから始まる物語です。
3人は実の親を知らないまま赤ちゃん(晴大)を育てることとなるのですが、もちろんそんな経験などなく自由に生きてきた3人にとって波乱万丈な日々の始まり。
しかし、すくすくと育っていく晴大と3人の間には絆が生まれ...感動の最終話が待っています。
今ブレイク中の若手俳優、堀井新太の民放の連続ドラマ初主演だったことでも話題になった作品です。
「黄昏シンフォニー」のMVを公開!
「黄昏シンフォニー」の歌詞に出てくる夕日のような、優しい光を放つ黄昏の風景が美しいMVですね。
上の動画の途中で語っていますが、作詞作曲を担当したボーカル兼ギターの寺中友将は夕日の光の色が好きらしく、帰る時間が黄昏時になる日は自分の降りる駅より前の駅で降りて歩いて帰るそうです。
そんな夕焼けの癒しの光のような曲を作れたらということで作ったという「黄昏シンフォニー」の歌詞を紹介していきます。
KEYTALKの「黄昏シンフォニー」の歌詞を解釈!
電車から見る夕日が沈んでいくのは海じゃなく都会の荒波
今日もまた陽が沈んでいく
都会の荒波に
今 今 揉まれながら
繰り返してく日常の
景色を撫でながら
ゆらゆら 揺れていた
出典: https://twitter.com/keytalk_lyrics/status/919457554199203840
「ゆらゆら 揺れていた」という歌詞から、きっと電車から眺める夕暮れの情景を切り取った歌詞なのでしょう。
今日も忙しかった一日が終わっていくという実感の中、沈んでいく夕日を見ています。
しかし、電車の窓から見える夕日が沈んでいくのは海ではなく都会の荒波です。
都会のビル群に切りとられる夕日は都会の荒波に揉まれながら 繰り返す日常に耐えている自分たちのようで、それでいて、そんな日常の雑多な景色すら優しく包み込んで沈んでいくのでした。
きっとその夕日の情景を「撫でながら」と表現したのはどこか懐かしさを感じるような温かな光に、かつて子供の自分を撫でてくれたの手を重ねたからではないでしょうか。
忙殺された日々からは別次元にあるかのような優しくゆっくりとした情景が浮かんでくる歌詞ですね。
きっとこの夕日を見ているこの曲の主人公も、そんな光にハッとしたのでしょう。
うつむいて歩く横断歩道の上、見上げると優しい光が
うつむくアスファルトなぞる
白と黒の模様
見上げてみれば照らされる
オレンジ色の優しさで
出典: https://twitter.com/keytalk_lyrics/status/873124680764235777
つい一人で歩いていると、下ばかり見て歩いていることってありませんか?
ここの歌詞は前の歌詞と違い、電車から降りて歩いて見る風景が切り取られている歌詞です。
アスファルトの凹凸をなぞるように、ただただ下を向いて歩き続けていると横断歩道に差し掛かりました。
信号を見るためでしょうか、顔を上げて見上げたことで、ようやく夕日の優しい光にに気づいたのでした。
そんな優しい光が待っているなら、上を向いて歩こうと思えますよね。
逆に、下を向いていたり、スマホなどを凝視しているせいでそんな光に気づけないでいる人が多いという現実も捉えているのでしょう。