涙を流すことで孤独を分かち合い二人はより惹かれていく
互いを受けとめる度に 惹かれてく
悲しい日々はもういらない
互いを受けとめて 生きる喜びは
きっときっと熱く
痛みに引き裂かれ 胸は君を呼ぶ
虚ろな日々はもういらない
痛みに引き裂かれ 生きる喜びを
きっときっと熱く きっときっとふたり手にいれる
孤独が流れ出す頬へと
出典: https://twitter.com/Mochichan_Grell/status/877470072100577280
「境界の彼方」との戦いの中で、負の感情が生み出す幻影に取り巻かれる秋人と未来。
しかし、秋人は自分の妖夢としての部分、そして、人間になりきれないという孤独など自分の闇をすべて受け止め、そして、未来の孤独も同じように受け止めると伝えることで乗り越えるのでした。
ここまでにもあった歌詞をもう一度繰り返していく歌詞ですが、物語の流れとともに歌詞を見てきた今は、そんなシーンが連想されますね。
そして、最初に「孤独が頬を濡らす」という歌詞が出てきた時には、孤独から涙が流れるという寂しさが象徴されていると思われた方も多いと思いますが、ここで再び「孤独が流れ出す頬へと」という歌詞が出てきて、それは前向きな意味だとわかりますね。
涙を流して孤独をさらけ出し、分かち合うことによって、互いを受け止めることによってさらに惹かれていくということです。
物語のラストがわかる一節「迷いながらも君を見つけたよ」
迷いながらも君を見つけたよ…
出典: https://twitter.com/Mochichan_Grell/status/934338861475414016
戦いの末に「境界の彼方」を再び秋人が取り込むと「境界の彼方」との戦いのために作り出した世界、そしてその中にいる未来も消滅してしまいます。
しかし、この歌詞が「君を見つけた」と歌うように、アニメのラストで再び秋人と未来は再び巡り会えました。
なぜ、未来は蘇ることができたのか、そして、蘇った未来は...という物語の続きは「劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇」で見られるので、知りたい方は見てみてください。
おわりに
茅原実里の「境界の彼方」の歌詞についてアニメの内容と一緒に解説しましたがいかがでしたか?
歌詞解釈をすることでわかりましたが、アニメの1話から流れ続けたOP曲でありながら、アニメの中で描かれた結末までの全てが描かれていたのですね。
しかし、アニメの序盤と一緒に聴くと、その頃の秋人と未来のこととリンクし、そして、最終回まで見たら、結末を象徴していたんだとわかるような言葉が選ばれた歌詞なので、最初から最後まで違和感なく聴けてしまうのです。
また、歌詞の内容も同じ言葉でも最初と最後では意味が違って聴こえるのもこの曲の特徴であり、聴くたびに印象が変わる歌詞といえるでしょう。
ぜひ作品と合わせてその歌詞に込められた言葉の意味を味わいたい一曲ですね。
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