自分が何で怒っているのか?
何でこんなもどかしい気持ちなんだろう?
そう思うときってありませんか?
言いたいことを忘れてしまって、喉元まで来ているんだけど思い出せない。
そんな感覚ではなくてお腹の中で暴れ回っている雷のような感情。
こんな風な気持ちに蓋をしていた。
しかしダムが決壊する前のようにちょろちょろと流れ出している。
理解してもらおうとしてもわかってもらえないときってつらいはずです。
今のあなたに似合うもの
この街にあふれてる
スピーカーから流れてる
でも君にぴったりの歌を僕は探している
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
「頑張って!」
この言葉を聞いたとき、人によっていろんな気持ちになると思います。
「よし頑張ろう!」と思ってやる気が出る人。
「こんなに頑張っているのに・・・・・・」とやる気がなくなる人。
言葉の受け取り方は人それぞれなのではないでしょうか?
音楽にしても同じ。
同じ曲でも人によって感じ方は全然違う。
また同じ人でも聴く環境や聴くタイミングによっても変わってくるといえるでしょう。
街で流れているような曲では今のあなたには伝わらない。
だから今のあなたを救えるような曲を作ろうと必死に悩んでいるんだ。
そんなメッセージが伝わってきます。
サビの意味
ここで歌詞のないサビが入ってきます。
人には考える時間というものが必要です。
自分で答えを出そうとしているのに横から手を出されたら・・・・・・。
イラっとしませんか?
逆に自分の中でもう答えは出ているんだけれど前に進めないとき。
そんな時はポーンと背中を押してほしいはずです。
このサビは今どんな状況であっても、あなた自身を尊重してくれている。
お決まりのフレーズで一括りにはできないよ・・・・・・。
そういう意味で捉えることができます。
意地を張っていた頃
昔は嫌いだった
なんか照れくさかった
でも誰かに好かれたかった
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
「こんなことしたら笑われるんじゃないか?」
自分だけ変わり者というレッテルを貼られたくない。
そう感じて行動できなかったこと、経験あるはずです。
または自分には似合っていないもの、傍から見たら不自然なことをして背伸びする。
そういう時期もあったかもしれません。
それって歌詞にもあるように「誰かの興味を引くため」といえます。
ファルセット出なかった
ハモるの下⼿だった
だけど三度下を歌いたがった
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
「これさえできれば物事はうまくいくんだ!」
そんな根拠のない自信に憑りつかれていた時期ってありませんか?
自分だけができたという優越感。
または一足先に大人になったという幻想。
今考えると懐かしく感じる人も多いかもしれません。
聴く人に委ねるという優しさ
時には悲しんだり
時には喜んだり
君が鳴らす⾳楽にそっと寄り添っていたい
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
若い頃は相手を自分がコントロールできると考えることが多いのかもしれません。
でも実際には自分を評価するのは相手次第。
自分が思い描いている結果と周囲の反応にはギャップが生じることが多いといえます。
そんな中で相手をどうにかしようと右往左往するのは疲れるだけ。
それなら良いときも悪いときも自分の感情に身を任せてみよう。
音楽にも同じことがいえるのではないでしょうか?
例えば「泣ける曲」というジャンルで思わず涙してしまう曲があるとします。
悲しいときやつらいときに聴きたくなる曲としてノミネートされるような曲。
泣くことによって気持ちがすっきりすることもあるでしょう。
でもここでは「今湧き上がってくる感情としっかり向き合って!」と言っている気がします。
考え抜いた末に
⾔葉はなかった
メロディーすらなかった
リズムなんてどうでもよかった
胸にしまってあった
もやもやがあった
たまらなく君に逢いたかった
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
ここで心の中にあったものに気づいたと言っています。
別に巧くなくていい
声が枯れてたっていい
受け⽌めてくれる誰かがその声を待っている
出典: 声/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai