「みんなのうた」に起用されたエレカシの名曲!

エレファントカシマシ【風と共に】歌詞の意味を解釈!小さな祈りって?今の自分に相応しい場所はどこなのかの画像

「今宵の月のように」「悲しみの果て」など数々の名曲を生み出し、多くのファンを獲得してきたエレカシ。

今回はそんなエレカシの名曲のひとつである「風と共に」について紹介していきます。

「風と共に」は、2017年7月26日にリリースされたシングル曲。

エレカシ結成30周年イヤーを記念してリリースした楽曲でもあります。

NHK「みんなのうた」にも起用された楽曲であり、子どもから大人まで幅広い世代が親しみやすい曲となっています。

実は宮本浩次さんが歌っている楽曲が「みんなのうた」に起用されたのはこれが初めてではありません。

子供の頃、東京放送児童合唱団に所属していた宮本浩次さん。

わずか10歳の時に「はじめての僕デス」でソロデビューを果たし「みんなのうた」にも起用されたのです。

それから41年の時を経て「風と共に」をリリースし、宮本浩次さんの歌は再度「みんなのうた」に起用されました。

ちなみに「風と共に」のジャケットは、宮本さんが考案した少年と少女のイラストが起用されています。

そしてジャケットの裏面には、エレカシのメンバー4人をモデルにしたイラストも描かれているのです。

やわらかでお洒落な雰囲気が漂ったデザインになっているので、インテリアとして飾るのもおすすめですよ!

ライブの様子も登場!クールなMVをチェック!

「風と共に」のMVは、エレカシ公式のYouTubeチャンネルからチェックすることができます。

セピア調でレトロな雰囲気のあるクールな映像作品となっており、エレカシのライブの様子なども含まれています。

クールなセピア調と、熱い歌唱や演奏を繰り広げるエレカシの様子が見事に合わさったMVとなっていますよ!

ちなみに「風と共に」のMVは、初回盤でもチェックすることができます。

MVだけでなく、2017年の新春ライブの様子を収録したDVDも特典としてついているので、エレカシファンは必見です。

カップリング曲の「ベイベー明日は俺の夢」も隠れた名曲となっているので、ぜひ初回盤のCDもチェックしてみてください。

どこを目指して歩いていけばいい?歌詞の意味を解説!

エレファントカシマシ【風と共に】歌詞の意味を解釈!小さな祈りって?今の自分に相応しい場所はどこなのかの画像

30周年イヤーにリリースされた曲ということもあり、この楽曲は前向きで明るい言葉がたくさん登場します。

この歌詞の主人公は、この先の未来に対してどんな思いを抱いているのか。

どんな場所へ向かおうとしているのか。

歌詞の内容を紹介しながら、解説していきます。

どのような生き方をしていけば良いのか迷った時、この楽曲の歌詞がヒントになってくれるかもしれませんよ!

1番の歌詞

雲のように自由に生きていきたい

時の流れに身を委ね たとえりゃあ浮かぶあの雲みたいに
心よ 自由であれ そうさ私は風の旅人

出典: 風と共に/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次

空に浮かんでいる雲は明確な行き先を決めているわけではなく、風の流れによってふわふわと飛んでいきます。

その時の状況によって、雲の行き先は柔軟に変わるのです。

その雲に憧れている主人公。

どうやらこの主人公は、その時の流れに合わせて自由に生きていくことを望んでいるようですね。

曇りのち晴れが指すものとは?

あなたは笑うでしょう 私の小さな祈りを
曇りのち晴れ 悲しみの向こう 私は今を生きていきたい

出典: 風と共に/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次

自由な生き方というのは、周りの人からバカにされたり、見下されることもあります。

「もっと安定した生き方をすればいいのに」と呆れる人もいることでしょう。

主人公の生き方は、傍から見たら失敗しているように見えるのかもしれません。

しかし、自分をバカにして笑う人たちの存在など気にせず、主人公はひたすら前向きに歩んでいこうとしています。

小さな祈りとは、主人公が胸の内に抱えている「夢を叶えたい」という熱い思いを指しているのだと思います。

今は曇り空(=上手くいっていない状態)でも、それを乗り越えた先に晴れ(=成功)が待っていると信じているのです。

曇りのち晴れとは、主人公が描いているこれからの未来のことを指しているのでしょう。

主人公の日常

今日が緩やかに終わっていく
人混み掻き分けて黄昏の街

出典: 風と共に/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次