與真司郎(AAA)×青山テルマ【好き好き好き】歌詞の意味を徹底解説！溢れ出す切ない想いの行先は...

ここからは與さんが優しい歌声で歌うパートです。

先程、この部分の歌詞は男性目線と言いましたが男女両方に共通した想いが込められているのかもしれません。

彼女から別れを告げられてもあまり実感が湧かない彼。

でももう隣にいないんだとハッキリ分かってしまうのがいつも一緒に寝ていたベッドです。

2人で身を寄せ合って温もりを感じていた空間が急に寒く寂しく感じてしまいます。

それでも眠っているときは夢の中に楽しそうな2人が出てくるのです。

もうこのまま一生目覚めたくないとすら思ってしまうのでしょう。

朝起きて広いベッドを眺め、無性に切なさが込み上げてきてしまいます。

きっと夢の中でもこの幸せは夢なんだと分かっているのかもしれません。

だからこそ知らないうちに涙が溢れてしまうのです。

朝起きて冷たいのは涙で濡れた枕と自分の心…。

いつまで待っても来ることのない春を待ちわびる極寒の冬のようです。

2番のサビではいっそ忘れてしまいたいくらいもどかしい想いが表現されています。

好きな気持ちはお互いの心の中にあるのです。

それでも一生伝わることがないのならばこの想いはただ辛いだけ…。

だったらこのまま記憶の中から消えてしまえばラクなのに、楽しかった記憶が邪魔をします。

脳内で美化された彼と彼女の思い出はこれから先もきっと残り続けてしまうでしょう。

ここでは"素直"という言葉がキーポイントになります。

もしも彼女が素直に"好き"や"別れたくない"と伝えていればこんな結末にはならなかっだでしょう。

言葉にしなければ愛する気持ちも伝わらないですし、察して欲しいというのは女子のわがままです。

彼も彼なりに優しく彼女の元を去ろうとしたのでしょう。

でもそれももう少し粘っていればお互い冷静に話し合うことができたかもしれません。

2人が別れてしまった理由は単なるコミュニケーション不足なのだと思います。

言わなくても相手は分かってくれるだろうという過信が2人の溝を深めてしまいました。

それに気づいたからこそこうして後悔しているのでしょう。

彼のことが好き、彼もまた彼女のことが好きです。

その理由の1つは、相手と一緒に過ごしている時の自分が輝いていたことです。

同じ時間を過ごすことがお互いにとって良い効果をもたらしていたのでしょう。

それに気づいたのも別れてしまった後のことです。

今までの自分が良かったのは、輝かせてくれる太陽のような存在がいたからだったのです。

隣にいなくなって初めて気づくことはたくさんありました。

それを踏まえてもやっぱり好きな気持ちは抑えることができません。

届かない想いはこのまま結局どこにも行けないのかもしれないですね。

いかがでしたか？

今回は與真司郎さんと青山テルマさんのコラボ楽曲「好き好き好き」の歌詞を解説させていただきました。

恋愛真っ最中の情熱的な"好き"ではなく、別れた後の切ない未練の"好き"。

同じ言葉なのに人によって想いは様々です。

タイトルを見ただけのときと歌詞の意味を知った後ではこの楽曲の感じ方が違うと思います。

切ない想いを噛みしめながらエモーショナルな世界に浸ってみてください。

今回の「好き好き好き」は好きなのに別れを選んで後悔しているという内容の歌詞でした。

青山テルマさんの似たようなテイストの楽曲といえばやはり「そばにいるね」ではないでしょうか。

ロングヒットを記録した有名な楽曲ですが、こちらもお互いに未練がある様子が描かれていました。

人気楽曲なので聴いたことがある方もいると思いますが歌詞の内容を含めて聴くとまた違った印象になります。