ジェニーハイの魅力に満ちた1曲!

2018年10月17日発売のミニアルバム収録曲

ジェニーハイ【ランデブーに逃避行】ってどういう意味?歌詞の意味を独自解釈!つい逃げちゃう心理に共感の画像

小籔千豊さん、川谷絵音さん、くっきーさん、中嶋イッキュウさん、新垣隆さん。

面子を見ても異様に濃いメンバーで結成されているバンドジェニーハイ。

そのジェニーハイの「ランデブーに逃避行」が2018年10月17日発売のミニアルバムに収録されています。

ミニアルバムのタイトルは『ジェニーハイ』。

バンド名をそのまま冠した1作はジェニーハイにとっての1stミニアルバムとなっています。

indigo la End」「ゲスの極み乙女。など、複数のバンドの作詞作曲を手掛けている川谷絵音さん。

川谷さんの才能は各方面から称賛され、現代の音楽シーンを牽引している1人といっても過言ではありません。

その川谷さんが同じく作詞作曲を手掛けているジェニーハイは完全に独自色を持ったバンドです。

バンドメンバーの個性の強さも相まって、バンドとしてすでに完成の域にあるといえるでしょう。

今回はジェニーハイの楽曲から「ランデブーに逃避行」をご紹介したいと思います。

川谷さん自ら「ふざけエモ」と語る1曲はジェニーハイ渾身の楽曲になっていますよ!

まずはMVをチェック!

ライブバージョンのMV!

ジェニーハイ【ランデブーに逃避行】ってどういう意味?歌詞の意味を独自解釈!つい逃げちゃう心理に共感の画像

「ランデブーに逃避行」を解説するうえで、まずはMVをご紹介したいと思います。

YouTubeにて公開されているMVにはタイトルの最後に(LIVE ver.)と付け加えられています。

実際に映像を視聴したところ、観客の前でメンバーが演奏している光景が映写されていました。

そのため、臨場感あふれる映像に仕上がっています。

生き生きと歌唱するボーカルのイッキュウさん。

ギタリストとしてしっかりとバンドを支えている川谷さん。

本来はギタリストでありながら、プロ顔負けの安定したベース演奏を見せているくっきーさん。

前作の「片目で異常に恋してる」から手数を増やし、レベルアップしている様子が窺えるドラム小藪さん。

そして、卓越した段違いのテクニックを見せているピアノの新垣さん。

それらのメンバーの演奏風景がじっくりと見られるMVになっています。

下部にそのMVを掲載するので、興味のある方はぜひご覧くださいね!

「ランデブーに逃避行」のMV!

「ランデブーに逃避行」の歌詞を解説!

川谷さんが「ふざけエモ」と語る歌詞とは?

今作の歌詞を川谷さんはTwitter上で「ふざけエモ」と評していました。

その表現の通り「ランデブーに逃避行」の歌詞にはところどころに遊び心が詰め込まれています。

ですが、一方では現代人の心理を巧妙に表現しており、川谷さんの才覚が窺い知れる歌詞となっています。

一体、どのような歌詞なのでしょうか?

下記にて解説したいと思います!

認められたい、でも行動はしたくない心理

現代人の微妙な心情を表現

宇宙服着てみたい 涙袋取ってみたい
草津に住んでみたい
やりたいことやらなきゃ死ねない
ジョブズみたいにならなきゃ
何か発明しなきゃ
歴史に残らなきゃなのに
昼まで寝ちゃった

出典: ランデブーに逃避行/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

宇宙服を着てみたい、という唐突な言葉から歌はスタートします。

その後に続くのは涙袋、草津といったどこか面白いフレーズ。

このあたりの歌詞は川谷さんの遊び心を感じさせる部分です。

偉人のように功績を残したい。

世間に認められる存在になりたい。

自分というものを歴史に残す必要があるのに、昼まで寝てしまった。

遊び心のあるフレーズの後は、現実的な心情が描かれています。

自分自身は特別であり、何か歴史に軌跡を残せるはず。

しかしそのための努力は面倒で、努力をするための努力にも相当なパワーが必要になることを知っている。

結果として努力を怠ってしまい、ダラダラと過ごしてしまう。

このあたり、身に覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

言葉遊びとリアリティの混交