ユニゾンは、私たちの背中を押してくれたり、手を差し伸べてくれたりするバンドではありません。
でもそれは決して冷徹なわけではなく、彼らはこちらの差し出す手を無視することはなければ、見放すこともないのです。
ステージの「上」と「下」との距離を保つことで、私たちの"自主性"や"自由"を何より大事にしてくれるのが彼らのスタンス。
バンドとリスナーとの理想的な関係だと思います。

リニアブルーを聴きながら [通常盤]
UNISON SQUARE GARDEN
トイズファクトリー
定価 ¥1,234(2018年4月17日22時1分時点の価格)
売上げランキング: 20125

3位 10% roll, 10% romance.

10% roll, 10% romance.(MV)

2017年にリリースされたシングルです。テレビアニメ『ボールルームへようこそ』のオープニングテーマにも起用されました。
ちょっとクセのあるコード進行と、疾走感溢れる曲調が特徴です。

とんでもない言葉数、なのにそれを感じさせない

ありえない動揺で足元がおぼつかないなら 興奮を同じ数ぶつけて消しちゃおう
君がどんなフレームに僕を入れるのか 知りたいけど 4年ぐらいは後でもいいか
焦燥でこの呼吸を汚しちゃっても eyes to eyes もう一度やってみよう、you're sweet!
だってこんな君を近くで見れるのは 有史以来僕だけかも

出典: 10% roll, 10% romance./作詞:田淵智也 作曲:田淵智也

文字で見ると、ものすごい情報量ですよね。
しかし、これを斎藤宏介さん(ヴォーカル)が曲に乗せて歌い上げると「このメロディにはこの歌詞しかない」と感じられるから不思議です。
ユニゾンの歌詞はどれも、音と合わさることで一つの作品になります。読むだけでなく、曲として聴いて初めて"歌詞"として成立するのです。

10% roll, 10% romance (初回限定盤)
UNISON SQUARE GARDEN
トイズファクトリー
定価 ¥1,944(2018年4月17日22時3分時点の価格)
売上げランキング: 8763

2位 シュガーソングとビターステップ

シュガーソングとビターステップ(ライブVer.)

2015年にリリースされたシングル曲です。
アニメ『血界戦線』のエンディングテーマとして書き下ろされたこの曲は、今やユニゾンの代表曲と言っても過言ではないでしょう。
けだるげなギターから軽快なバンドサウンドへ、そして朗らかなサビへと抜けていく曲調に、多くのファンが虜になってきました。

ユニゾンからファンへの約束

ママレード&シュガーソング、ピーナッツ&ビターステップ
行きてく理由をそこに映し出せ
北北東は後方へ その距離が誇らしい

世界中を、驚かせ続けよう。

出典: シュガーソングとビターステップ/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也

軽やかな楽曲ですが、そこに乗るのは「世界中を、驚かせ続けよう。」という強い言葉。
この歌詞は、ユニゾンがリスナーへ示す約束であり、決意表明だと思います。
彼らがこれから私たちをどのように驚かせ続けてくれるのか、楽しみでなりませんね。

シュガーソングとビターステップ
UNISON SQUARE GARDEN
TOY'S FACTORY
売上げランキング: 17

1位 23:25

アルバム『JET CO.』収録。一度聴いたら忘れない、キャッチーなギターリフから始まります。
もし音楽に色があるとすれば、きっとこの曲は虹色だろう…そう容易に想像できてしまうような、ポップで美しい楽曲です。
ちなみにこの曲、ちょっと奇妙なタイトルですよね。なぜこのタイトルなのかは、何度も注意深く聴くと分かるはずです(間奏に注目です!)。

JET CO.
UNISON SQUARE GARDEN
トイズファクトリー
定価 ¥2,500(2018年4月17日22時9分時点の価格)
売上げランキング: 17839

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