『誕生日には真白な百合を/福山雅治』は○○に対しての想いが込められていた！話題の今作を徹底紹介！

端整なルックスと甘い歌声で女性の心を鷲掴みにして話さない歌手といえば、福山雅治です。彼はその音楽センスにも定評があり、女性ファンはもちろん男性からも熱い支持を受けています。

そんな彼の楽曲といえばラブソングから応援ソングまでたくさんあります。また彼は自分でも認めるほどおばあちゃん子だったようで、祖母に宛てて書いたと言う曲もいくつかあります。

「私はこの手が好きです」という印象的なフレーズで始まる「道標」は、2009年に発売された10枚目のアルバム「残響」に収録されている曲です。同曲はNEWS ZEROから「命」をテーマに曲を作って欲しいと依頼されたもので、無差別殺人や海外でのテロ事件に心を傷めていた福山雅治自身が快諾して作成されました。

命をテーマにした曲を作る際に最初に浮かんだのが祖母の姿だといい、自身を温かく見守ってくれた祖母を思い出しながら、彼女の生き方を曲にして紡ぎだしたのです。

「蜜柑色の夏休み」という曲は、2001年発売の8枚目のアルバム「f」に収録された曲で、軽快なメロディーが心地よく、シングル曲ではありませんがライブでも人気の高い楽曲となっています。

冒頭、汽車に乗っておばあちゃんの家に遊びに行く少年の様子が描かれていますが、これも福山雅治が自身の幼少期について書いた曲とされています。

「蜜柑色」とついているのは、彼の祖母がみかん畑を営んでいたことからきているのでしょう。現に歌詞にも、「蜜柑のおばあちゃん」と自身の祖母を形容する部分があります。

「昭和やったね」は、通算11枚目のアルバム「HUMAN」に収録されている曲で、お母さんの故郷であるおばあちゃんの家に遊びに行く少年の様子が描かれています。

福山雅治としては珍しく、長崎弁で歌詞が書かれているのも大きなポイントです。サビでは戦争に負けずに生きてきた祖母について敬愛している心の内が書かれています。

これまで祖母に向けた曲など、家族に対する思いを歌詞にしてきた福山雅治ですが、2013年に発売され、通算30枚目のシングルとなった「誕生日には真白な百合を」でも同様に家族関係を描写しています。

印象的な歌詞や繊細なメロディーが魅力的なこの曲は、現在では彼の代表曲のひとつともなった「家族になろうよ」と共に結婚式の定番ソングとしても使われているようです。