TENSONGのアーティスト情報
若者の間でじわじわと人気を博している別府発の音楽グループ、TENSONG。
ボーカルのたか坊、ギターの拓まん、DJ/ボイパのアルフィーで構成され、全員大学生の3人組です。
TikTokに彗星の如く登場し、一気に大人気となった彼ら。
2021年7月現在で、TikTokのフォロワーはなんと驚異の約80万人!
YouTubeの動画再生回数も、2021年7月現在で160万回を超えています。
カバー動画が人気の彼らですが、実はオリジナル曲も「共感!」「泣ける!」と絶賛されているんです。
今回は彼らのオリジナル曲の中でも人気の高い「存在」の歌詞を考察しました。
「存在」どんな曲?
”エモい!”失恋ソング
2020年の大晦日に配信が開始された「存在」。
作詞はギターの拓まんさんが担当したのですが、なんと彼の実体験を基にした歌詞なのだそう。
それだけに、胸に突き刺さるような失恋の苦しみが伝わってくる”エモい”フレーズが豊富です。
元恋人に向けての曲ということもあり、語りかけるような口調がまた切なさを呼び起こされます。
”エモい!”MV
シンプルで可愛らしいアニメーションは、Yuya MURAKAMI さんが担当。
TENSONGメンバーと同じく別府在住のイラストレーターさんです。
モノクロの絵に手書きの歌詞というシンプルさにも関わらず、さまざまな感情が湧きおこります。
素敵な歌詞の世界観がより伝わりやすいMVは必見です!
ここからはフレーズを追いながら歌詞の意味を深読みしていきます。
君の気持ちを深掘り!
"もしあたしが明日死ぬってわかってたら
こんな別れかたはしない"という連絡
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
死ぬときに後悔するようなひどい別れ方をしてしまったようです。
あたし(=君)は僕に対し、暗に咎めるような連絡をしてきました。
おそらく君も、後悔することや僕に対してまだ伝えたい想いがあったのでしょう。
忘れたいくらい嫌いだったら、こんな連絡もしてこないはずですから。
別れた原因を深掘り!
僕と君の関係性は?
あの時に僕は君のことなんか
何一つ考えられていなかった
出典: 存在/作詞:TENSONG 拓まん 作曲:TENSONG たか坊
「あの時」というのは別れる直前辺りのことでしょう。
「君のことを考えられなかった」というフレーズから、僕は一方的な愛し方をしていたのだと読み取れます。
君の気持ちや事情を考えず、自分のペースに巻き込みすぎてしまったり。
あるいは君のことを束縛しすぎてしまったのかもしれません。
そこからどういう経緯で関係が崩れてしまったのかは、次のフレーズで考察します。