透明感溢れる歌声と共に
坂本真綾の「CLEAR」な歌声
声優・ミュージシャンとして第一線で活躍を続ける坂本真綾さん。
ミュージシャンとしては1996年に活動開始。
現在ではシングル・アルバム共にオリコンチャートの上位に入るまでの活躍ぶりです。
デビュー当時から「透明感」溢れる歌声を紡ぎ続ける真綾さん。
今回紹介するのは、2018年1月に発売された「CLEAR」です。
「CLEAR」
「CLEAR」はアニメ「カードキャプターさくら クリアカード編」のOP曲です。
カードキャプターさくらはCLUMP原作の人気漫画。
1996年に連載されていたオリジナルの続編として制作されました。
曲のタイトルである「CLEAR」は「クリアカード」の「クリア」と掛けられています。
作詞は真綾さんご自身で担当。
作曲はいきものがかりのリードギターも担当している水野良樹さん!
そんな強力タッグのもと制作されたこの曲。
真綾さんの透明感のある歌声が遺憾無く発揮されています!
爽快なMV!
YouTubeにはMVのshort ver.がアップされています。
主人公は一人の少女。
窓から外を眺めていたところから走り出します。
スローモーションを多様することで、少女が廊下を駆け抜ける疾走感が強調されています。
その間に純白の服で身を包んだ真綾さんが挿入されます。
全体的に白を基調にして作られたこのMV。
映像によっても「CLEAR=透明感」が表現されています。
「CLEAR」とは何か
本記事では「CLEAR」の歌詞を徹底考察していきたいと思います。
「カードキャプターさくら」の世界観とどう関係しているのか。
MVで登場した少女は、何に向かって走っているのか。
そして「透明感」と共に、彼女は何を超えようとしているのか。
タイトルの「CLEAR」の意味と照らし合わせながら分析していきましょう!
「CLEAR」とは?
「CLEAR」の意味
まず、英単語の「CLEAR」の意味から確認していきましょう。
本記事でもすでに登場していますが、まずは「透明」という意味があります。
また「澄み切った」や「輝いた」という意味もあります。
「クリアな歌声」などという表現で日本語としても広く認知されています。
ただ、それだけではありません。
「CLEAR」は「潔白」や「けがれの無さ」状態も表します。
この表現はMVの少女の「けがれの無さ」とも繋がっています。
真綾さんの「澄み切った」歌声にも当てはまりますね。
「さくら」との関連性
さらには「カードキャプターさくら」の主人公、木之本さくらとも関連しています。
このアニメの肝は、なんといってもさくらの「純真さ」です。
どこまでもけがれのないその心。
何事にも諦めない真っ直ぐなハート。
誰からも愛される個性。
そんな木之本さくらの人格を一言で表す言葉は「CLEAR」が最も適切なのではないでしょうか。
「CLEAR」という言葉は真綾さんの歌声、MV、アニメの3つを関連づけているのです。