10位 『別れの詩 -still connected-』
旅立つ人への応援歌
日本テレビ『ラジかるッ』2009年3月期エンディングテーマとしてタイアップされた楽曲。
卒業シーズンである3月にふさわしい新しい世界へ旅立つ相手への応援歌です。
世界中がしらけてしまうような 不細工な理想を
この無愛想な現実にぶつけよう
内側で鳴り響くそれぞれの憂鬱を
かき消すために はしゃいで 青い闇をくり抜くんだ
正しい言葉が溢れ 正しい姿はどこにもない
それなら せめて世界一の悪あがきで 逆らおう
悲しまないで友よ 太陽に置いていかれても
あなたがのぼる坂道の その向こうが 青空であるように 祈ってるから
出典: 別れの詩 -still connected-/作詞:太志 作曲:太志
いざ社会に出てみると社会は決して柔らかく優しいものではないことに気づきます。
人とのいさかい、思い通りに動かない自分への苛立ち。
そして自分の理想通りでない現実への憂鬱。
自分が懸命にやったことすら青い理想と揶揄されて投げ出したくなる日もあります。
そんなことに屈する必要はないと高らかに歌い上げる声は力強く。
明るいメロディも相まって前に進む活力を与えてくれます。
例え誰に何を言われても自分が正しいと思うことをやり遂げよう。
その先にはきっと晴れ晴れとした世界が広がっていると信じさせてくれる曲です。
9位 ヒナユメ
確かに歩いてきた
寄りかかってもいいんだよ その二本の足で ここまで歩いてきたんだから
いい加減に生きてきたわけじゃないんだ 昨日に 明日に しがみつかないで
僕の手を握っていて
お願い、僕の手を握っていて
出典: ヒナユメ/作詞:太志 作曲:太志
頑張っているのに報われない。
自分はいったい何のために生きているのだろうかとそんな疑念にとらわれることがあります。
けれど懸命に歩いてきたことは事実です。
歩き疲れたならば誰かに寄りかかって休んでも構わないでしょう。
鳥だって止まり木が必要です。
そして頼られる人の方が救われることもあるのかもしれません。
木漏れ日のような暖かさを感じる曲です。
8位『プルメリア〜花唄〜』
かけがえのない出会いに
Aqua Timezの10枚目のシングルである『プルメリア〜花唄〜』。
『ごくせん THE MOVIE』主題歌でもあります。
タイトルのプルメリアは花の名前です。
花言葉は「僕を見つけてくれて、ありがとう」。
これはこの曲のキャッチフレーズでもあります。
誰かとの出会いはかけがえのない宝物です。
その瞳に 儚げな未来が 映る時にも 僕がそばにいる
いつまでも そう いつまでも だから大丈夫さ
この唄が この唄がいつか 流行の影にしおれていっても
かまわない
君は変わらず きっと花唄で聴かせてくれる
君がこの唄を 愛してくれる
出典: プルメリア〜花唄〜/作詞:太志 作曲:太志
この曲は映画のタイアップ曲ですがAqua Timezがファンに向けた曲のように思えます。
例え解散したとしても彼らの曲を愛している人はたくさんいます。
ふとした時口ずさむ人もいるでしょう。
そうでなくともこれから先ずっと隣で鼻唄を歌えるような関係。
野に咲く花のような気の知れた関係です。
そんな人がいれば幸せでしょう。