退屈な話ばっかごめんね。こっから音楽の話だよ
私、ユニバーサル期のShiggyの作品ほぼ全曲聴いてみました。
シングル4曲はどれも、カーリー・レイを思わせる流行りのシンセ・ポップという感じ。
その中ではやはり、1stの「サマータイムラブ」が飛び抜けていい曲!
女の子目線で切ない恋心を歌った(私も切ないわ)、耳に残る美メロと凝った曲展開が秀逸な佳曲。
ツボを押さえたアレンジに、いけもこさんのヴォーカルも中々の存在感です。
アルバムも良かった。タイトルが「ALL ABOUT POP (ポップのすべて)」とはよく言ったもの。
ハイブリッド・ポップバンド(公式サイトより)の作品の名に恥じぬ、多様性とクオリティーを兼ね備えた良質なポップスの名盤ですよ。
「なにがやりたいバンドなの」…えっ?
一年間の空白
(あくまでもリリース・ペースに限っての話ですが)その後グループはレーベルを離れる事となり、約一年間の空白期間を迎えます。
メンバーはそれまでの活動を振り返り、考える事も多かったよう。
「ポップのすべて」を体現した多様な音楽性が、逆に「何がやりたいバンドなのかわからない」と思われる原因になっているのでは。
…当時の、リーダー原田さんの発言(大意)です。
私音楽について全く素人なんですが
そうなのです。私もユニバーサル時代のシングルを聴いて思った。
ドラムもベースもほぼ全編打ち込み、ギターの音もあんまり聴こえない。(この時期のシングルが好きな人ごめんよ。)
流行りのシンセ・ポップももちろんいいけれど…。
それよりも、バンドがノイジーに暴れてる時の方が単純に音楽として良くないか?
それだけのポテンシャルがバンドにはある。またそういう時の方が、いけもこさんも楽しそうに歌ってないか?(憶測だけど。)
…単純に、もったいなくないか?
公式サイトに「ハイブリッド・ポップバンド」と書いてあるのに、私が冒頭でShiggyを「ロックバンド」と紹介した理由はそれです。
最新EP「Kick Up! EP」は2018年5月23日リリース
Welcome back, Shiggy Jr.!
さてレーベル移籍後、2枚目のリリースとなるEPが間もなく発売されます。
1曲目は「お手上げサイキクス」。
MVのテーマは「お手上げ」。Raise your hands、put your hands up、音楽の不思議な力で皆踊らせるぜ!って内容です。
見て下さい、伸び伸びとガレージで演奏するバンドの姿。
まるでThe Primitivesみたいじゃない?音楽性は全く違うけど。
(The primitives は英国のガレージパンク・ポップバンド。
特定のムーブメントに属すことなく、ただ曲の良さだけ、本当にそれだけを武器にメジャーにのし上がって行った。
ミスチル桜井さんも影響受けてると言ってた)
ただ楽しそうに、いい音楽をやることだけを目的にやってくれ。
そしたら俺達はいつまでもあんたらの名前覚えてるから。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね