小豆島のエンジェルロードは撮影当時は地元の方が潮干狩りを気軽に楽しめる場所としてまだローカル感が漂っていたそうです。
実際にロケーション中におじいちゃんおばあちゃんが潮干狩りを始めてしまい、スタッフが大慌てという裏話もあるそうです。
「ごめんね、SUMMER」の発表後は観光客が集い、インスタ用の撮影スポットとして訪れる人が絶えないと言われています。
歌詞のストーリー展開
主役の2人
誰もが印象に残るであろう、メンバーがそれぞれ全力で駆け抜けていくシーン。
「ごめんね、SUMMER」の隠された設定に沿って物語が進行していきます。
主役の一人、松井珠理奈は転校してしまう好きな男の子に想いを届けるために走り出します。
もう一人の主役、松井玲奈は喧嘩してしまった友達に謝りたくて、学校への道のりを走り抜けていきます。
同時に走るストーリー
矢神久美は漁師をしているお父さんに忘れているお弁当を届ける設定、高柳明音は高台から見える小豆島の綺麗な景色を見に行くためにそれぞれ走っていくのです。
残る3名の木﨑ゆりあ、向田茉夏、石田安奈はテニス部の朝練に遅刻しないよう懸命に走るというコメディリリーフを担当しています。
それぞれのストーリーはMVが進むにつれ徐々に判明して行く仕掛けになっています。
それぞれのストーリーの行方
続く場面では高柳明音が小豆島の美しい朝焼けを背に愛くるしい笑顔を見せてくれます。
そして物語はいよいよクライマックスに向けて動き出して行きます。
音楽室で待つ喧嘩した友人に健気な表情で無事謝ることができた松井玲奈。
最後に判明する松井珠理奈のストーリーでは、懸命な走りとは裏腹に大好きな彼を乗せた引っ越し業者のトラックはどんどん離れていってしまいます。
伝えることができる想い、伝えられずに永遠に残ってゆく想いを見事に表現しきった素晴らしいMVですね。
最初に物語が判明するのが矢神久美。お父さんが漁に出かける前に無事お弁当を届けることができます。
家族への想いが健やかに表現されていますね。
次の場面では木﨑ゆりあ、向田茉夏、石田安奈の3名が無事(?)テニス部の朝練に到着します。
ここですでに遅刻していることが判明しますが、仲良く3名揃って遅刻する、というストーリーには目に見えない友情が表現されているのでしょう。
物語のクライマックスは・・・
振付が歌詞の内容を暗喩?
注目のダンスパートでは可愛らしい振り付けが印象的ですね。
この振り付け、実は歌詞の内容を表現しているのです。
サビの「ごめんね、SUMMER」部分の振り付け、よく見ると右手を頭に付けてから離す動作が「ごめんね」という気持ちを表現しています。
さらに頭から離した手の先は親指・人差し指・中指の3本指で「SUMMER」を数字の3に置き換えているのです。
続くサビの「ハートにそっと」の部分ではそれぞれのメンバーが両手でハートサインを形作っているのが確認できますね。
「ごめんね、SUMMER」歌詞に迫る!
「ごめんね、SUMMER」は夏の片想いを歌った曲?
君は防波堤で膝を抱えて
近づいた波を数えてた
僕はその隣りで邪魔するように
わざと話しかけたら肩をぶたれた
出典: ごめんね、SUMMER/作詞:秋元康 作曲:俊龍
防波堤で膝を抱えて海を眺める少年。
女友達として横から邪魔をするように話しかける少女。
この設定は松井珠理奈が演じるMVのストーリーが解説しています。
少年は生まれ育った島を離れて、どこか遠くへ転校していきます。
好きだけど、最後まで気持ちを伝えられなかった少女。
歌詞の主語が「僕」で統一されていることから少年の気持ちをSKE48のメンバーが代弁して表現するという形になっているのでしょう。