ヒトリエの魅力はライブ!
日本の新たな音楽シーンを生み出したボーカロイド・プロデューサー、通称「ボカロP」。
楽曲のクオリティのみならず高い歌唱・演奏能力を持つボカロPが多く、アーティストとして第一線で活躍しています。
その代表格ともいえるのがwowakaです。
そして彼をフロントマンとする「ヒトリエ」は、彼を失ってもなお前向きに活動を続けています。
彼らの魅力のひとつとして挙げられるのが「ライブ」ではないでしょうか。
ヒトリエのライブではココに注目!
高い演奏力
まず挙げられるのが、何といっても演奏技術の高さです。
打ち込み曲やボカロ曲は基本的に人間が演奏することを度外視して制作されます。
ボカロにしか出せない高音域や指が何本あっても足りないギターリフなどが多用されているのです。
レコーディングであれば編集でごまかせる部分が多いかもしれません。
しかし彼らは、こうした曲を「ライブ」で完璧に演奏してみせるのです。
ヒトリエのメンバーはそれぞれが別バンドや別活動で技術を積み上げています。
そのため、個々の演奏技術がとにかく高い!
MEMBER
イガラシ(Bass) / wowaka(Vocal&Guitar) / シノダ(Guitar&Chorus) / ゆーまお(Drums)
出典: http://www.hitorie.jp/member/
中でもベースのイガラシの演奏パフォーマンススキルは際立っています。
wowakaの作る楽曲は打ち込み曲がメインのためどれも難しく、演奏側としてはハードルが高いはずです。
しかしそれを全く感じさせない上、プラスアルファのカッコよさを付加する演奏技術に心を奪われます。
ベースはバンドの脇役になりがちですが、彼の場合は「縁の下の主役」といった演奏です。
ライブ中「気付けばイガラシばかりを見ていた」という方もいるのではないでしょうか。
ライブに行く際は全体はもちろん個々のパフォーマンス、特にイガラシのパフォーマンスに注目してください!
人間離れしたボーカル
wowakaのボーカルもまたライブの大きな魅力です。
ヒトリエの楽曲はジャンル分けをするならば「ロック」に該当します。
一方でwowakaの声はどちらかというと「ポップス」寄りで、憂いのある儚げで綺麗な歌声です。
この声が楽曲に色味を与え、オーディエンスを独特な世界観に引き込んでくれます。
たとえライブ中に目を閉じて曲を聴いていても、CD音源とは明らかに異なる世界が広がるのです。
また楽曲ごとに使用する声色が異なるのもwowakaならでは。
ライブ当日のコンディションによる声の変化だけでなく、楽曲ごとの違いも楽しめます。
多色な楽曲
楽曲のバリエーションの多さも、ヒトリエのライブの魅力を底上げしています。
例えば「青」と「アンノウン・マザーグース」「SLEEP WALK」。
「青」は1曲に複数のwowakaが存在しているような楽曲であり、「アンノウン〜」はストーリー性を感じる楽曲です。
「SLEEP WALK」はキャッチーなコードとメロディがオーディエンスを冒頭から惹きつけます。
ロックのみならず優しい曲からキャッチーな曲まで、ヒトリエの楽曲は多種多彩。
ライブでは新旧織り交ぜて演奏されるため、その日の自分の心情に合う曲を探すのもひとつの楽しみ方ですね。
惹きつける歌詞
楽曲自体の魅力であり、ライブでオーディエンスの心を掴む要因が「歌詞」です。
ヒトリエの楽曲の歌詞には聴く側の世代の制限の狭さが感じられません。
もちろん彼らの親世代はどうかと問われれば難しいですが、幅広い世代に受け入れられています。
歌詞に描かれているのは、人生において誰もが経験する葛藤・喜び・悲しみ・怒りといった制御が難しい感情です。
例えば「カラノワレモノ」では、失恋した男性の心情を歌っています。
二人の間にできた深い溝に気付かないまま「上手くいっている」と思い込んでいた男性の心模様です。
かと思えば「ポラリス」では、世間と自分の価値観の違いにもどかしさを感じる青年の心情を綴っています。
ライブでは、今の自分が求める言葉を持つ楽曲とぜひ向き合ってみてください。
ライブグッズ
ヒトリエのグッズもライブの魅力のひとつですね。
各ライブで販売されるグッズはデザインがどれもシンプル。
ライブ中はもちろんのこと、普段使いができるのが特徴です。
特にパーカーやトレーナーはデザインが良くロゴが主張しすぎず、バランス良く作られています。
また男女問わず使用できるものが多いため、選択肢が広いというのも嬉しいポイントです。